# Encoding: UTF-8 # 投稿 トラブルシューティング―困ったときの相談窓口 https://suzunone.lgc.bz/column/492/ こんにちは、鈴の音です。 毎日の暮らしのなかで、「どうしたらいいんだろう?」と立ち止まることはありませんか?書類がわからない、予定が食い違った、誰かとのやりとりにモヤモヤ…。そんなとき、身近に相談できる人がいると安心ですよね。今回は、「困ったとき」の相談のコツや窓口について、お話ししていきます。 ◇早めの相談が、不安を大きくしないカギ 不安やトラブルは、小さいうちに対処すると、大きな問題に発展するのを防げます。自分では些細なことだと思っていても、それが支援者にとっては「いつもと違うサイン」として気づきのきっかけになることがあります。以下のように、日々のなかで「何かうまくいかない」と困ったときこそ、相談のタイミングです。 予定の食い違い: 伝えたつもりが伝わっていなかったり、予定を忘れてしまったりして、混乱や行き違いが生じることがあります。 書類がむずかしい: 役所などから届く書類の言葉が難しく、どう対応すればよいか分からずに放置していると、気づいたときには期限が過ぎていた…ということもあります。医療費の助成申請やサービス利用更新の書類など、期限を過ぎると手続きがやり直しになったり、一時的に利用が止まったりすることがあります。 うまく伝えられない: 自分の気持ちや希望をどう伝えればよいか分からないまま言えずにいると、誤解が生まれたり、望んでいたサポートが受けられなかったりすることもあります。 「なんとか自分でやらなきゃ」と無理をしすぎず、まずは周りに声をかけるのが大事です。不安を解消する第一歩になります。 ◇状況に応じて相談できる窓口を知っておこう 「このこと、誰に話せばいいの?」と迷ったときの参考に、いくつかの相談先をご紹介します。内容によって、話す相手や相談先は異なりますが、まずは信頼できる人に話すことが、状況を整理するきっかけになります。 日中活動先の職員:作業の悩みや人間関係など、身近なことを相談しやすい存在です。 グループホームの世話人さんや管理者:生活面の困りごと、体調、金銭管理などを相談できます。 相談支援専門員:福祉サービスの利用や将来の計画など、全体を見ながら支援の調整をしてくれます。 市区町村の障害福祉窓口:制度の説明や申請手続きの相談ができます。 地域包括支援センターや福祉総合相談窓口:複数の悩みが絡むときに幅広く相談できます。 医療機関や訪問看護ステーション:健康面や服薬についての心配があるときの相談先です。 「話を聞いてもらえる人にまず声をかける」ことが、次のステップにつながるでしょう。 ◇伝え方に困ったときのコツ 「うまく話せる自信がない…」と思ったら、以下のような伝え方の工夫があります。 メモにして、紙で渡してもOK タイミングが合わないときは、その場で一言だけ伝えておき、「あとでゆっくり話したい」と言っておくのも方法です 信頼できるスタッフやご家族など、第三者に相談の手助けをしてもらう 伝える形に「正解」はありません。あなたが安心して話せる方法を探していきましょう。 ◇鈴の音は、どんなときもあなたの味方です 困ったことがあったら、ひとりで抱えこまないでください。 鈴の音では、利用者さんが安心して過ごせるよう、さまざまな相談に耳を傾けています。「こんなこと相談していいのかな」とためらう必要はありません。言葉にしづらいときもあるかもしれませんが、「こういうことがあった」など、少しでも伝えていただけたら助かります。気づけなかったことに気づけるきっかけにもなりますし、なにより「話してくれた」こと自体が、私たちにとっては大切です。「誰かに話すことで気持ちが軽くなった」そんな瞬間を、これからも一緒に重ねていけたら嬉しいです。   できたことより「うれしかったこと」が次の一歩につながる https://suzunone.lgc.bz/column/490/ こんにちは、鈴の音です。 「うれしかったな」と思える出来事は、あとになってもずっと心に残るものです。 作業がうまくいったとき、誰かに「いいね」と言ってもらえたとき、今日はちゃんと来られたなと思えたとき―― そんなふうに、自分の中で「よかった」と思えたことが、次のチャレンジにつながっていきます。 ◇「うれしかった」ことは、何よりも心に残る 「できたね」と言われると、うれしい気持ちになるかもしれません。でも、そのうれしさの中には、「ちゃんと評価された」という、ある意味他人の目線に立った安心感が混ざります。 一方で、自分の中から自然にわき上がった「うれしい」は、誰かの言葉を待たなくても感じられる主体的なものです。なんとなく気分よく過ごせた日や、自分でも驚くくらい集中できた時間。「よかったな」と思えるその気持ちは、評価ではなく、自分の感覚です。 たとえば、自分の手で作ったアクセサリーが誰かに選ばれて売れたとき。ひとりでは難しかった作業に挑戦して最後までやり遂げたとき。1か月間、決まった時間に休まず通所できた日など、毎日の中には、そんな「うれしい」がいくつもあります。 そうした経験の中で「うれしい」と感じたことこそ、本人の中にしっかりと残っていく成功体験です。 できた・できなかったという基準では測れない、大切な記憶。 「うれしい」は、その人の中に自然と残り、ふとした瞬間に力をくれる言葉です。 ◇「うれしさ」が次のチャレンジにつながる 「うれしかった」という気持ちこそが心を動かし、次の一歩を踏み出すモチベーションになります。 「今度は、こんなこともやってみたい」 「もう少し時間がかかっても、大丈夫そう」 「自分なりのやり方を試してみようかな」 そんなふうに、“もっとやってみたい”という気持ちが自然に生まれるのです。 自信は、急に芽を出すものではなく、うれしさの積み重ねの中で、少しずつ育っていくものかもしれません。 ◇いっしょにうなずいて、いっしょに笑った日 何かができるようになることも大切だけれど、それよりも、喜びとともに過ごせる場所を持つことが、毎日の中で大きな意味を持ちます。 たとえば、「おはよう」と自然に声を出して部屋に入っていける場所。作業中に、なんとなくこぼれた言葉に、近くにいた人がうなずいてくれること。そんなささいな出来事が、心を落ち着かせてくれます。 特別なことはなにもなかったけど、誰かといっしょに笑い合えた。それが「うれしい日」に変わるのかもしれません。 無理をしなくても、急がなくても、ただその場所にいて楽しい気持ちになれた日。そんな日々の積み重ねが、明日の糧になります。 ◇鈴の音は、「できたこと」よりも「うれしかったこと」をたいせつにしています 誰かと比べる必要はなく、自分なりのペースで過ごす毎日の中に、 その人だけの「うれしい」が、そっと顔を出す瞬間があります。 鈴の音では、そんな“心の動き”を見逃さず、いっしょに味わい、そっと寄り添う支援をおこなっています。 小さなうれしさは、次の一歩を照らす光。 今日もうれしいことが見つかりますように――そんな思いで、日々の時間を重ねています。     障害者雇用促進の最新トレンドとB型の役割 https://suzunone.lgc.bz/column/488/ こんにちは、鈴の音です。 最近よく耳にする「インクルーシブな職場づくり」。障がいのある人も、そうでない人も、誰もが安心して働ける社会を目指そうというこの考え方は、SDGsやダイバーシティ経営の流れのなかで、企業や自治体でも注目されるようになってきました。 今回は、そんな社会の動きと、B型事業所の役割について、一緒に考えてみたいと思います。 ◇インクルーシブな職場づくりの広がり 障がいのある人も含め、すべての人が働きやすい環境を目指す「インクルーシブな職場づくり」という考え方が、近年注目されています。 背景には、「誰もが取り残されない社会」を目指すSDGs(持続可能な開発目標)や、性別・国籍・障がいなどにかかわらず人材を活かす「ダイバーシティ経営」の広がりがあります。 ◇障害者雇用を支える仕組みと「働き続ける力」 近年では、精神障害者の雇用が広がるなかで、合理的配慮の徹底や職場内のサポート体制づくりなど、就職後の「働き続ける力」をどう支えるかが重視されるようになっています。 そのひとつの取り組みとして、ジョブコーチの存在も注目されています。ジョブコーチは、障がいのある方が職場に定着できるよう、仕事の進め方を一緒に確認したり、職場の人間関係を調整したりと、本人と企業の両方を支える専門職です。 障がいのある人が雇用されるだけでなく、その職場で安心して長く働けるようにするための環境づくりが、これからの障害者雇用の大きなテーマです。 ◇B型事業所が支える「働くまで」と「働き続ける」の準備期間 B型事業所は、一般企業に就職するまでの“準備の場”としての役割があります。 体調を整えたり、生活リズムをつくったり、人と一緒に作業する練習をしたり――そうした毎日の積み重ねは、就労の大きな土台となります。さらに、一般就労が難しい方にとっては、B型での活動が生活の一部となり、無理なく働き続けるための現実的な選択肢となります。 また、B型での経験を通じて、やりがいや自信を育てていくことは、結果的にその人の暮らしや地域での役割を広げていきます。 ◇働くことへのハードルは人それぞれ。だからこそB型の存在が必要です 「人と関わるのがこわい」「体力が続くか不安」「決まった時間に通うのが難しい」――そんな声は、B型事業所でもよく聞かれます。 働くことは、社会の中での役割を果たす大切な営みですが、それが難しいと感じる人もたくさんいます。B型事業所は、そうした“働くことへのハードル”を少しずつ下げながら、一人ひとりのペースを大切にできる場所です。 毎日「通える」という実感が、働く力の第一歩になることもあります。 ◇鈴の音では、ひとりひとりのペースと気持ちを大切にしています 鈴の音では、ビーズアクセサリーやキャンドル作り、植物の手入れなど、さまざまな作業を用意しています。作業を通して、「ちょっと楽しい」「もう少しやってみたい」と思える時間を、少しずつ積み重ねていくのが大切です。 「今日はここまで」と自分で決められる自由さ 挑戦したい気持ちを応援する関わり できたことを一緒に喜べる空気感 そんな日々のなかで、気づいたら自然と「働く力」が育っていた――それが、鈴の音の目指すかたちです。社会の流れがどんなに変わっても、「安心して働ける場を届けたい」という想いを、これからも鈴の音は大切にしていきます。   社会参加を促すイベント企画の舞台裏 https://suzunone.lgc.bz/column/486/ こんにちは、鈴の音です。 イベント企画は、福祉の現場ではさまざまな形で取り組まれています。地域とのつながりや、自信につながる経験づくりとして、大切な機会です。そしてイベントの準備や進め方には、ちょっとした工夫や思いが込められています。 今回は、就労継続支援B型事業所で取り組んでいる「社会参加を促すイベント」の裏側にある、あたたかなまなざしをお届けします。 ◇イベントが「社会参加」のきっかけになる理由 イベントは、ただ楽しいだけの時間ではありません。「誰かと関わる」「地域とつながる」ためのきっかけになります。 空気を共有する: 直接会話をしなくても、場の空気を共有することが、社会との接点になります 自己表現の場になる: 自分の作品を出品したり、販売したりするのは、自分らしさを表現する場になります 小さな成功体験になる: 「またやってみたい」と思える経験が、自信や前向きな気持ちにつながります 日頃は一歩を踏み出すのがむずかしい方も、イベントという“特別な場”が、そっと背中を押してくれることもあるかもしれません。 ◇どんな工夫が?企画から準備までの裏話 イベントは、ある日いきなり決まるわけではありません。数か月前から、少しずつ準備が始まります。 話し合いからスタート: 「こんなことしてみたい」という声をきっかけに、テーマや内容をみんなで話し合います 得意を活かした役割分担: 得意なこと、好きなことを活かせるように、役割分担も無理のない形で進めます 途中変更にも柔軟に対応: 途中で「やっぱり難しい」となった場合にも、別の形で関わる道を考えます 大事にしているのは、「誰かがやらせる」のではなく、「一緒に考える」こと。そのプロセスが、何よりも貴重な学びと経験になります。 ◇「参加しやすさ」を大切にする工夫 人によって、得意なことも苦手なことも違います。だからこそ、「イベントが苦手」という方にも、無理なく参加できる工夫を心がけています。 静かな時間帯への配慮: にぎやかな場が苦手な方には、静かな時間帯の担当をお願いするなどの配慮 事前の説明と当日の寄り添い: 説明は丁寧に。事前に流れを共有したり、当日もスタッフがそばに寄り添います 見ているだけも立派な参加: 「見ているだけ」も、立派な参加。関わり方に正解はありません 「やってみたい」と思ったときに、「やってみよう」と言えるような、安心できる雰囲気づくりを大切にしています。 ◇鈴の音では、思いを形にするイベントづくりを大切にしています 鈴の音では、利用者さんの「やってみたい」「伝えたい」という気持ちを大切にしています。イベントは、その思いを表現できる一つの形です。 作品展、販売会、地域交流の催しなど、どれも一つひとつ、丁寧に企画を重ねてきました。大切なのは、日常の延長として自然に関われること。そして、「自分もその一員なんだ」と感じられる時間を、一緒に創っていくこと。 これからも鈴の音では、社会とのつながりを感じられるような、やさしいイベントづくりを続けていきます。     工賃以外に申請できる手当や割引サービス https://suzunone.lgc.bz/column/484/ こんにちは、鈴の音です。 B型事業所での工賃は、一般的な収入と比べるとどうしても低く、その金額だけで生活をまかなうのは、現実的に難しいのが実情です。だからこそ、工賃以外にも生活を支える制度を知り、活用していくことが大切です。 今回は、申請によって利用できる手当や、毎月の出費を軽くする制度について、いくつかご紹介します。 ◇日々の生活費、こんなふうに助けてもらえる制度があります 工賃だけでは生活が不安という方に向けて、金銭的な支援を受けられる制度があります。収入や障がいの状態に応じて、対象となる制度を確認してみましょう。   【障害基礎年金(国民年金)】 障がいのある方の多くが対象となる年金制度です。工賃と併用できるため、生活の基盤として役立つ制度です。 2025年度(令和7年度)の受給額 ・1級:月額86,635円 ・2級:月額69,308円 障害基礎年金には、障がいが生じた時期によって制度上の区分があり、扱いが異なります。 20歳前から障がいがあった方 →保険料が未納:保険料を納めていないことから、“福祉的な給付”とみなされます。 →所得制限あり:本人の所得に応じて支給額が調整され、一定額を超えると支給が停止されることがあります。 20歳以降に病気やけがで障がいの状態になった方 →保険料を納めている:自分で保険料を納めていたことを前提に、“保険としての給付”とされます。 →所得制限なし:所得制限は設けられていないため、収入が増えても支給が継続されます。 同じように障がいがあるにもかかわらず、制度の仕組みによって受けられる支援に差があることから、「なぜ同じ障がいなのに?」と感じる方もいます。 制度の背景には一定の考え方がありますが、不安や疑問があるときは、まずは相談してみることが大切です。 【特別障害者手当・障害児福祉手当】 重度の障がいがあり、日常生活で常に介助や見守りが必要な方や、重い障がいをもつ20歳未満の児童を対象にした手当です。いずれも所得制限があり、支給の有無は世帯の収入状況などによって決まります。 2025年4月からの支給額 ・特別障害者手当(20歳以上):月額29,590円 ・障害児福祉手当(20歳未満):月額15,690円 20歳以上と未満で金額に差があるのは、制度の目的が異なるためです。対象となる人の生活実態や支援の在り方の違いが、金額差に反映されています。 ・障害児福祉手当の目的:子どもを育てる家庭の支援 ・特別障害者手当の目的:大人の障がい者本人への生活支援 申請には市町村への届け出が必要で、医師の診断書や各種書類の提出が求められます。詳細な条件や必要書類は、お住まいの自治体で確認してください。 【生活保護】 他の制度を利用しても生活が困窮する場合に利用できる、最後のセーフティネットです。工賃収入があっても最低生活費に届かない場合は、その差額が支給されることがあります。 生活保護には、以下のような支援が含まれています: ・医療扶助:医療費の自己負担が免除され、必要な治療を受けやすくなります。 ・住宅扶助:家賃や住居費の一部が支給され、安定した住まいの確保に役立ちます。 ・生活扶助:食費や日用品など、日常生活に必要な費用の支援を受けられます。 ・その他の扶助:必要に応じて教育扶助や介護扶助なども利用できます。 就労継続支援B型の利用と併用が可能です。 ◇毎月の出費を抑えられる"減免・割引"制度も 生活費の負担を軽くする制度として、公共料金や交通費、通信費などの割引制度があります。日常生活にかかる出費を少しでも減らすことができれば、気持ちにもゆとりが生まれます。 【自立支援医療による医療費の軽減】 対象となる医療の区分: ・精神通院医療(心療内科や精神科での外来治療) ・更生医療(手術や装具などを必要とする身体障がい者の医療) ・育成医療(18歳未満の児童が対象となる先天性疾患などの治療)   自己負担は原則1割: 医療費の自己負担は原則1割となり、継続的な通院・治療が必要な方にとって大きな助けとなります。 所得による制限あり: 世帯の所得に応じて、月額の自己負担上限が設定されています。利用にあたっては、住んでいる自治体での確認が必要です。 【携帯電話やインターネット料金の割引】 主な対象プラン: ・ドコモ(ハーティ割引) ・au(スマイルハート割引) ・ソフトバンク(ハートフレンド割引)   割引や優遇あり: 基本料金の割引や通話料の優遇など、各社で異なる特典があります。 確認が必要: 新料金プランでは適用されないこともあるため、最新の適用条件は各通信会社の公式サイトなどで確認が必要です。 【NHK受信料・水道料金などの減免】 NHK受信料の免除制度 ・全額または半額免除:障がいの程度や世帯の収入状況などに応じて、受信料が全額または半額免除される制度があります。 ・家族構成によって異なる:世帯全体の条件が関係するため、家族構成によっても適用が異なります。 水道料金の減免制度 ・減額あり:自治体によっては、障がい者手帳の所持などを条件に、水道料金の基本料金が減額される場合があります。 ・自治体によって異なる:制度の有無や条件は地域ごとに異なるため、詳細はお住まいの自治体にご確認ください。 【バスや電車の運賃割引、福祉タクシー券の配布】 ・運賃半額やタクシー券あり:公共交通機関の運賃が半額になる制度や、タクシー券による支援があります。 ・移動の多い方におすすめ:通院や買い物などの移動が多い方にとって、継続的に役立つ制度です。 ◇申請の進め方と相談窓口  制度を利用するためには、書類の準備や担当窓口への相談が必要です。以下に、基本的な流れや確認しておきたいポイントをまとめました。 相談できる窓口 ・市町村の障がい福祉課 各種制度の申請や手続きを担当する、いちばん正式な窓口です。 ・相談支援事業所 制度についてよく分からない段階でも相談ができます。必要に応じて、制度の説明や申請書類の準備を一緒におこなうこともあります。 ・地域包括支援センター 高齢の方や、介護保険サービスとの併用が必要な方の相談に対応しています。 ※「どこに相談すればよいか分からない」というときは、まずはお住まいの自治体の障がい福祉課に相談するのがおすすめです。 主な申請書類の例 ・障害者手帳や療育手帳 ・所得証明書 ・医師の診断書 ※制度によって必要な書類は異なります。詳しい内容は、お住まいの自治体の障がい福祉課や相談支援事業所に確認するのがおすすめです。 制度を上手に活用するコツ ・制度を組み合わせ利用もあり:複数の制度を組み合わせて使えるケースもあります。 ・条件や併用可否を検討:制度ごとに条件や併用可否があるため、相談支援専門員などと一緒に検討しましょう。 ◇鈴の音では、制度を“暮らしに活かす”お手伝いをしています 鈴の音では、「どんな制度があるか」だけでなく、「それをどう生活に役立てるか」を一緒に考えることを大切にしています。 たとえば、障害基礎年金の申請、自立支援医療の手続き、交通費助成の申請など、必要に応じてひとつずつ丁寧にサポートしています。利用される方の状況はさまざまなので、その方に合った使い方をご提案できるよう心がけています。 また、制度は時々変わることもあります。最新の情報を一緒に確認したり、更新の手続きをお手伝いしたりすることもできます。「これ、使えるのかな?」「ちょっとわかりにくいな」と感じたときは、どうぞ気軽に声をかけてください。 制度をうまく使って、安心して暮らしていけるように。鈴の音は、これからもそのお手伝いをしていきます。   相談支援専門員との連携で得られるメリット https://suzunone.lgc.bz/blog/482/ こんにちは、鈴の音です。 「こんなとき、どうしたらいいんだろう…」 暮らしの中でふと立ち止まりたくなる瞬間、誰に相談すればいいのか迷うことはありませんか?障がいのある方が地域で安心して暮らしていくためには、制度やサービスの力を借りることも大切です。でも、その一歩を踏み出すのが難しいと感じるときもあるかもしれません。そんなとき、そばで力になってくれるのが「相談支援専門員」という存在です。 今回は、相談支援専門員と連携することで得られるメリットを、日々の暮らしに寄り添う視点からご紹介していきます。 ◇相談支援専門員と出会える場所や相談先 相談支援専門員に相談したいとき、どこへ行けば会えるのか分からない方も多いかもしれません。ここでは、主な相談先を3つご紹介します。 ・市区町村の障がい福祉課 市役所や区役所にある障がい福祉課に問い合わせると、地域の相談支援事業所を紹介してもらえます。希望すれば、制度や申請に関する説明もしてもらえます。 ・地域の相談支援事業所 地域には、相談支援専門員が在籍する相談支援事業所があります。直接連絡を取り、相談予約をすることで、支援内容の提案や手続きのサポートを受けられます。 ・利用中のサービスから相談の一歩を すでに就労支援やグループホームなどの福祉サービスを利用している方は、原則として相談支援専門員と契約し、「サービス等利用計画」を作成しています。生活の中で不安に感じていることや希望があるときは、その相談支援専門員に相談すると、支援内容の調整や新たなサービス利用につなげられます。 ◇相談支援専門員は、生活の悩みや希望を整理する手助けをしてくれる 「本当はこうしたいけれど、うまく説明できない」「誰に何を頼ればいいのかわからない」――そんな思いを抱える方も少なくありません。 相談支援専門員は、生活の中で感じている不安や迷い、そして希望を丁寧に聞き取りながら、一緒に整理してくれます。話していく中で、自分が本当に望んでいることや、必要としている支援が少しずつ見えてくることもあります。 ◇必要な制度やサービスを一緒に探してくれる 障がい福祉の制度は複雑で、どこに相談すればいいのか分かりづらいこともあります。相談支援専門員は、今の状況や希望をふまえて、使える制度やサービスを一緒に探してくれます。自分だけでは見落としがちな支援にもつなげられるのは、大きな安心です。 ◇手続きや事業所とのやりとりを助けてくれる 福祉サービスを利用するためには、役所への申請や、サービス事業所との調整が必要になることもあります。そうした手続きをひとりでおこなうのは大変ですが、相談支援専門員が間に入って支援してくれることで、負担を軽くできます。 ◇生活の変化に合わせて、支援の内容を見直してくれる 体調や生活環境が変わったときには、支援計画をそのままにしておくと、かえって不便さや困難が増すこともあります。相談支援専門員は、そうした変化にも気づきやすく、必要に応じて支援計画の内容を見直してくれるので、無理なく過ごせる環境づくりにつながります。 ◇鈴の音では、相談支援専門員との連携を大切にしている 鈴の音では、利用者さん一人ひとりの生活をよりよく支えるために、相談支援専門員との連携を大切にしています。日々の変化に気づけるよう、こまめにやりとりをおこないながら、利用者さんが安心して通える環境を整えるよう心がけています。   B型利用中に使える追加制度一覧 https://suzunone.lgc.bz/column/480/ こんにちは、鈴の音です。 就労継続支援B型を利用しているとき、「通院やお金のことが心配」「将来のことを考えると不安」と感じることがあるかもしれません。実は、B型事業所の利用中にも使える制度はいろいろあります。ここでは、日々の悩みや「こうなったらいいな」という希望にあわせて、役立つ制度をご紹介します。 ◇病院に通う費用が負担に感じるとき 定期的な通院やお薬代が気になる方には、経済的な支援を受けられる制度があります。 ・自立支援医療(精神通院) 精神科や心療内科の通院費や薬代が、原則1割の自己負担になります。 継続的な通院が必要な方にとって、安心して治療を続けられる制度です。 ◇毎月の生活費が足りないと感じるとき 収入が限られている方でも、安心して暮らせるような支援制度があります。 ・障害年金 働くことが難しい場合に、障がいの程度に応じて定期的に給付される収入です。 ・生活保護 条件を満たせば、B型の利用と併用でき、最低限の生活を保障してくれる制度です。 ◇通所や外出に付き添いが必要なとき 移動に不安があるときは、外出をサポートしてくれる制度があります。 ・移動支援(地域生活支援事業) ヘルパーが外出に付き添ってくれる制度です。 通院、買い物、余暇活動など、日常生活での外出が支援対象になります。 ◇薬代や医療費が高く感じるとき 医療費の負担が重い方に向けて、支援が受けられる制度もあります。 ・重度心身障害者医療費助成制度 医療機関での窓口負担を軽くする制度です。 所得や障がいの程度によって対象が決まります。 ◇もっと社会とつながりたい、ステップアップしたい 「働くこと」や「地域での暮らし」を広げていきたいという思いを応援する制度があります。 ・就労移行支援 一般就労を目指して、訓練や就職活動の支援を受けられます。 ・就労定着支援 就職後の悩みや生活の変化に対し、継続的なサポートが受けられます。 ・グループホーム 生活の場として支援を受けながら、地域で安心して暮らすことができます。 ◇交通費や食費が気になるとき 毎日の通所や食事にかかる費用を軽減できる支援がある場合もあります。 ・通所交通費の助成(自治体による) 通所にかかる交通費を補助してくれる制度があります。 ・食費補助や給食費減免 利用施設によっては、食事代の補助がある場合もあります。 ◇さまざまな制度を使うための“証明書”がほしいとき いろいろな制度を使うには、手帳などの証明書が必要になることがあります。 ・障害者手帳(精神・療育・身体) 多くの福祉制度や支援を利用するための前提となります。 公共交通機関や施設利用時の割引も受けられます。 ◇制度の名前を聞いても、自分に使えるかわからないとき 「制度はあるけど、自分に合っているのかわからない」というときは、相談できる場所があります。 ・相談支援専門員、市町村窓口 制度が多すぎて分からないときは、まず相談を。 自分に合った支援を見つけるきっかけになります。 ◇鈴の音では、制度と“その人の暮らし”をつなぐ支援をしています 申請や手続きに不安があるとき、そもそも何から始めたらいいか分からないときも、どうぞ遠慮なく声をかけてください。 鈴の音では、一人ひとりの状況に合わせて、一緒に制度を選び、活用していけるようサポートしています。   家族と目標を共有するために、大切にしたいこと https://suzunone.lgc.bz/column/478/ こんにちは、鈴の音です。 「がんばっている様子は見えるけれど、本人が何を目指しているのか、家族には分かりにくい」「うまく言葉にできないけれど、自分なりに頑張っていることを家族にも理解してほしい」そんなふうに、想いはあっても伝えきれないまま、家族がすれ違ってしまうことも少なくありません。 就労継続支援B型では、半年に一度、本人の気持ちをもとに支援計画を見直し、目標を定めています。これは制度上も定められた大切な手続きです。 今回は、その目標を立てるうえで家族の関わりがどう影響するか、そして共有することでどんな良さが生まれるのかについて、お話しします。 ◇「心が動く」その先に見える目標 就労B型では、半年ごとの見直しに合わせて「目標」を記入する欄が設けられています。これは制度上も必須とされているもので、本人の生活や活動をどう支えていくか、その方向性を明確にする役割を担っています。 けれど、ただ形式的に記入するだけでは意味がありません。「これなら気持ちが動く」「頑張ってみようと思える」――そんな感覚が持てるかどうかが目標づくりの出発点です。 そのためには、日常の中でふとした会話や行動から、自分でも気づいていなかった「心が動く瞬間」に気づけるかどうかが鍵になります。そこにある小さな違和感や好奇心を見逃さずに、自分が意欲的になれる目標のヒントを見つけましょう。 なお、支援計画の作成時には、支援者と本人との面談が基本ですが、必要に応じて家族が同席することもあります。対話を通して、本人と家族がそれぞれの思いを確かめ合うきっかけになるかもしれません。 ◇家族と一緒に、本人の思いを育てるための目標を 目標は、まず本人の気持ちをもとに立てます。でも、ときにそれを言葉にするのが難しいこともあります。そんなときに大切にしたいのは、家族が代わりに答えるのではなく、ゆっくり時間をかけて言葉が出るのを待つことです。代弁ではなく、対話を重ねるのです。 一方で、家庭での様子や過去の経験から、「こうなってくれたらいいな」という願いを家族が持つこともあります。ただそれは、本人にとって“過度な期待”や“プレッシャー”になるケースも。家族の意見がすべて本人にとってプラスになるとは限りません。家族といっても、別の人格なので、気持ちがズレるのは自然なことです。面談に家族が同席する際は、どちらかの気持ちだけで一方的に決めるのではなく、話し合って互いに納得できる形を探っていくことが大切です。 ◇家族だからこそ、聞けないこともある 家族は一番近くで本人を見守ってきた存在ですが、距離が近いからこそ、うまく話せないこともあります。特に異性の親子であれば、プライベートな話題を避けることも。たとえ同性でも年齢や関係性によっては、言い出しにくい場面もあるかもしれません。 本人の気持ちを直接聞くのが難しいときもあります。家族だからこそ、聞けないこと、うまく言葉にできないこともあるでしょう。そんなときは、焦らずゆっくりと、自然な会話の中で気持ちが見えてくるのを待つのもひとつの方法です。 ◇目標を家族と共有することが、見守りや応援につながる 支援計画に記された目標は、事業所の中だけで完結するものではありません。通所以外の時間を過ごす家庭においても、その内容が共有されていれば、家族が日々の生活の中で声をかけたり、変化に気づいたりするきっかけになります。 「最近、通所に前向きだね」「今日は集中していたみたい」といった声かけは、本人の自己肯定感を高めるきっかけにもなります。目標を共有することで、家族の関わり方も変わってきます。 ◇情報は口頭だけでなく「共有しやすい形」にして残す 個別支援計画には、細かい文言や専門的な言い回しが使われることも多く、利用者さんやご家族にとっては分かりづらく感じることがあります。そのため、計画内容をわかりやすく整理し、日常の中でも見返しやすい形にしておくことが大切です。 たとえば、話し合いの内容をA4用紙1枚にまとめて、「いま目指していること」「できるようになったこと」「これからの目標」などを一覧にしておくと、本人や家族が後から振り返りやすくなります。視覚的に見える形で共有すると、日々の中での声かけや、変化に気づくきっかけにつながります。 ◇鈴の音では、本人と家族、支援者が“同じ目標”を見つめられるようにしています 鈴の音では、支援計画をつくる際、本人の希望や得意なことを丁寧に聞き取りながら、ご家族との情報共有にも力を入れています。どちらかの意見だけに偏ることのないよう、「その人にとって意味のある目標とは何か」を一緒に考え、共有できる言葉で記録するよう心がけています。 家族と支援者が同じ方向を見つめていると、本人の小さな変化や頑張りにも気づきやすくなります。「できたね」と声をかけ合える関係性は、次の目標への大きな支えになります。 これからも、本人の気持ちを軸に、家族とともに歩んでいける支援を大切にしていきたいと考えています。   プログラム参加で広がるスキルアップのチャンス https://suzunone.lgc.bz/column/466/ こんにちは、鈴の音です。 日々の活動を通して、少しずつ自分のペースで前に進めること。そんな場を探している方もいらっしゃるのではないでしょうか。 そうした取り組みは、制度のなかでは「プログラム」と呼ばれることが多いですが、現場ではふだん「作業」や「活動」といった言葉で親しまれています。 今回は、その取り組みが持つ意味や、実際にどんなことをおこなっているのかをお伝えしていきます。 ◇B型事業所のプログラムは、一人ひとりの力を引き出すための土台 就労継続支援B型事業所は、障がいのある方や支援が必要と医師に診断された方が、無理なく日中の時間を過ごしながら、少しずつ社会とのつながりや生活のリズムを整えていくための場所です。 一般の職場で働くのが難しかったり、長く仕事から離れていた方も多く利用されており、作業の量や内容は一人ひとりのペースに合わせて調整されます。 作業を通じて成果を出すこと以上に、その途中で少しずつ手応えを感じたり、自分なりの工夫ができたと思える瞬間を積み重ねていくことを大切にしています。そうした実感が、自分自身への信頼や前向きな気持ちにつながっていきます。 ◇B型事業所には、さまざまな活動があります B型事業所の作業内容は、事業所によって異なり、以下のように幅広い種類の活動があります。 自分の得意や関心に合った作業を見つけるには、どの事業所を選ぶかがとても重要です。 軽作業(梱包・シール貼りなど) 製品や資材を袋詰めしたり、決まった位置にシールを貼る作業です。比較的取り組みやすく、作業の流れを覚えやすいことが特徴です 清掃作業 公共施設や事業所内外の清掃を通して、体を動かしながら役割を担う経験が得られます。 農作業 畑での栽培や草取りなど、屋外での作業を通じて季節の変化や自然とのふれあいを感じることができます。 調理補助 食事提供や簡単な調理の補助をおこなう作業で、手順を覚えて進めることが求められます。 自主製品づくり 布小物、アクセサリー、石けん、キャンドルなど、オリジナルの作品を制作する活動です。 販売・接客体験 イベントや施設内での販売活動を通して、商品の説明や会話の経験が得られます。 ◇役割や得意を活かす場面が増えていく 作業を続ける中で、気づけば「この作業は〇〇さんにお願いしたい」と言われるようになることもあります。 得意なことが“その人の役割”となり、他の利用者さんやスタッフとの信頼関係につながっていきます。 コツコツと積み重ねてきたことが、周りから認められる経験が、次のチャレンジへの力になるのです。 ◇鈴の音では、日々の作業を通してスキルを育んでいます 鈴の音では、利用者さんの特性やペースに応じて、ふたつの部門でさまざまな作業に取り組んでいます。   【グリーン部門】 植物栽培 苗づくり、植え替え、水やりなどを通して、植物の成長を身近に感じながら働くことができます。 インテリア木工 木材を使った板(土台)づくりや、植物を板に固定する作業など、ものづくりの要素を楽しめる活動です。   【雑貨部門】 アクセサリー ビーズを使ってリングやネックレスなどを制作します。デザインを考える楽しさや、細かい作業に集中する力が育ちます。 キャンドル ガラス入りのものや、火山灰・軽石を使ったもの、フルーツ型など、多彩なキャンドルを制作しています。見た目にも楽しく、完成した作品は販売されることもあります。   最初は見本を見ながら作っていた方が、自分のアレンジを加えて作品を仕上げられるようになることもあります。 言葉でうまく伝えられなかった方も、自分の作品を販売イベントで紹介できるようになるかもしれません。 そんなふうに、「スキルアップ」とは、技術やスピードだけでなく、「自分の変化を感じること」でもあります。 鈴の音では、そうした小さな変化を見逃さず、スタッフ全員で見守り、支えていきたいと考えています。   生活リズムを整える―通所前後の習慣づくり https://suzunone.lgc.bz/column/464/ こんにちは、鈴の音です。 朝起きるのがつらい日、夜ふかしが続いてしまった休日――そんな日は、通所のリズムもどこか崩れてしまいがちです。 けれど、毎日のちょっとした工夫が、心と体を整える力になります。 通所の日々をもっと気持ちよく過ごすために、朝・夜・休日それぞれの時間をどう整えるか、無理なく取り入れられる工夫をいくつかご紹介します。 ◇朝の「流れ」を決めると、一日が軽やかに始まります 朝の準備が慌ただしいと、通所そのものが負担に感じられることもあります。 朝の時間を整えることで、一日のはじまりにゆとりが生まれます。   ●毎日同じ時間に起きる習慣をつける できるだけ毎日同じ時間に起きるように意識すると、体内時計が整い、自然に目が覚めやすくなります。 前日に早めの就寝を心がけることもポイントです。 ●朝の準備をラクにするための前日のひと工夫 準備に必要な持ち物や洋服を前日のうちに決めておくと、朝のバタバタを減らせます。 朝食も、決まったメニューをいくつか用意しておくと安心です。 ◇帰宅後の習慣で、次の日の準備を軽やかに 通所から帰ってきたあとの時間の過ごし方も、生活リズムに大きく関わります。 疲れすぎて何もできない日もありますが、無理のない範囲でちょっとした習慣を持つことで、次の日の準備がスムーズになります。 ●「やること」を少しだけ決めておく 帰宅後すぐにできることを一つだけ決めておくと、だらだらと過ごしてしまうのを避けられます。 着替える、手を洗う、お茶を飲む――そんな小さな行動でもOKです。 ●眠りにつながるリラックスタイムを見つける リラックスできる時間を持つことで、自然と眠りやすくなります。 ぬるめのお風呂、好きな音楽や読書など、自分なりの「休息の儀式」を見つけてみましょう。 ◇休日にも、ちょっとした「リズム」の意識を 休日はつい夜ふかしをしたり、遅くまで寝てしまったりしがちですが、それが平日の生活リズムに影響することもあります。 休みの日こそ、無理のないリズムを保つ工夫が大切です。 ●起床・就寝の時間を大きくずらさない 多少の変化はあっても、平日と大きくずれないように意識するだけで、月曜日の朝がずっと楽になります。 ●軽い予定や楽しみを取り入れる 近所を散歩する、好きな本を読む、お昼ごはんを作ってみる……。 心地よく過ごせる時間をあらかじめ決めておくと、生活にハリが出ます。 ◇鈴の音では、生活のリズムづくりを日々の中で支えています 生活リズムを整えるには、自分のペースを大切にしながら、少しずつの工夫を積み重ねることが大切です。 鈴の音では、無理のない声かけや、作業時間・休憩時間の工夫、帰りの会での一言など、さりげない関わりを通して、利用者さんが自然と心地よいリズムを身につけられるよう支援しています。 これからも、一人ひとりの毎日に寄り添えるような支援を続けていきます。   施設見学のポイントと比較検討のしかた https://suzunone.lgc.bz/column/462/ こんにちは、鈴の音です。 B型事業所を見学してみようかな、と思ったとき。まずはどんなところか、自分の目で見て感じてみるのがおすすめです。 パンフレットだけではわからないこと、実際の雰囲気、スタッフとのやりとり……。 そうした空気感が、「ここなら行けそう」と思えるかどうかの大きな手がかりになります。 今回は、就労継続支援B型事業所を見学する際のポイントと、比較検討のすすめ方についてお話しします。 見学前のちょっとした準備に、役立てていただけたらうれしいです。 ◇作業の内容と進め方を自分の目で確かめる その事業所で日々どのような作業が行われているか、自分に合いそうかどうかを確かめることが大切です。 自分の得意や苦手に合っているか、無理なく続けられそうかを想像しながら見てみましょう。 作業の種類を見る 軽作業、手工芸、園芸など、興味を持てそうな内容かどうか 進め方の工夫 利用者さんそれぞれのペースに合わせて柔軟に対応しているか 無理のないペースか 作業スピードや完成度の求められ方が、自分にとって負担にならないか ◇スタッフとのやりとりや空気感を感じてみる スタッフの声かけや関わり方、事業所全体の空気感から、安心して通えそうかを感じ取ることができます。 無理なく通えるかどうかは、人との距離感にも大きく関わります。 丁寧な声かけ 利用者さんに対する言葉づかいや対応があたたかいか 見守る姿勢 困ったときにすぐ声をかけられる雰囲気があるか チームとしての連携 スタッフ同士のやりとりがスムーズで協力的か ◇過ごしやすい空間かどうか、体感してみる 毎日足を運ぶ場所だからこそ、空間の快適さや刺激の少なさも大切なポイントです。 できれば、休憩時間や作業時間の両方の雰囲気を見ておけると参考になります。 環境の刺激 明るさや音、においなどが気にならず、落ち着いて過ごせそうか 設備の使いやすさ 休憩スペースやトイレが安心して使える場所にあるか 空間づくりの工夫 掲示物や装飾など、居心地のよさに配慮されているか ◇比べてみて分かることもある 複数の事業所を見てみることで、自分に合いそうな場所が見えてくることもあります。 「ここなら行けそう」と思えた感覚を大切に 家族や支援員と一緒に見学するのもおすすめ 気になったことや安心できた点をメモしておくと比較しやすい ◇鈴の音では、見学の前後もていねいにサポートしています 「見学に行くのは緊張する」「何を見ればいいか分からない」といった声に寄り添いながら、スタッフが一緒に準備や振り返りをおこなっています。 ご本人のペースや気持ちを大切にしながら、通う先として納得して選べるように、スタッフ一同、ていねいにお手伝いしています。   「できること」から始める目標の立て方 https://suzunone.lgc.bz/column/460/ こんにちは、鈴の音です。 「働くことは大切だと思う。でも、うまくいかないことが続くと、自信がなくなる」 そんな声を、これまでにたくさん聞いてきました。 誰かに言われたから、なんとなく目指している目標。 がんばりたい気持ちはあるのに、空回りしてしまうこともあるかもしれません。 このコラムでは、「できること」から始める目標の立て方についてお話しします。 自分に合った目標が見つかると、毎日が少し軽くなったり、作業がちょっと楽しみになったりするかもしれません。 ◇“ちょっといい”を選ぶ目標の立て方 「毎日通いたい」「もっと作業ができるようになりたい」――そんな理想を持つのは、とてもすてきです。 でも、いつも理想的な状態を保つのは難しいもの。体調や気分に波があるときは、「これなら今日はできそう」「ちょっとなら試してみようかな」と思える目標のほうが、長く続けやすくなります。 また、「こうなると疲れてしまう」「これをするとしんどくなる」など、自分の苦手なことを知っておくことも大切です。 やってみて「これは避けたほうがいい」と気づけたなら、次に目標を立てるときのヒントになります。 ◇小さな達成が、自信の芽を育ててくれる たとえば、「5日間連続で通う」より、「今週は2日来てみる」「1日の中で少しだけでも作業してみる」です。 まずは、無理なく達成できそうな目標を立てて、それをクリアしてみましょう。 達成できた実感が、自信の芽を育ててくれます。 「昨日より少し前に進めた」「苦手だった作業が、今日はちょっとだけ楽にできた」 そんな小さな成功を、自分の中でちゃんと認めていくことが、やる気につながります。 ◇苦手なことから、ヒントが見つかる 目標を考えるときには、「やってみたいこと」だけでなく、「やるとつらくなってしまうこと」にも目を向けてみましょう。 たとえば、「長時間座っていると集中力が続かない」「人が多い作業場は疲れやすい」など、自分にとって難しいと感じるポイントを知っておくと、そのぶん、自分に合ったやり方や場所が見つけやすくなります。 苦手があるのは、悪いことではありません。それをきちんと理解して、苦手に配慮した目標を立てるのも大切です。 苦手なことを知っているからこそ、自分に合った働き方を見つけられるのです。 ◇鈴の音では、一緒に考える時間を大切にしています 鈴の音では、月ごとのふり返りや、体調に応じた目標の見直しなどを取り入れながら、利用者さんと一緒に目標を考えています。 無理のない中にも、少しだけチャレンジのある目標を一緒に見つけていけるように。 これからも、スタッフとの対話の中で「自分に合った目標」を見つけるための、サポートをしていきます。   メンタルヘルスを支えるB型事業所の取り組み https://suzunone.lgc.bz/column/458/ こんにちは、鈴の音です。 こころの調子がゆらぐとき、誰もが「無理せず過ごせる場所」を必要とします。 私たちのような就労継続支援B型事業所は、障がいのある方が自分のペースで働く経験を積みながら、生活のリズムを整えたり、心の安定を取り戻したりするための場でもあります。 今回は、B型事業所におけるメンタルヘルス支援の取り組みについて、ご紹介します。 ◇就労B型とメンタルヘルスは、実は深いつながりがある 就労継続支援B型は、一般就労の前段階として位置づけられることが多いですが、実は「心の安定を取り戻す場所」としての役割も大きいです。 たとえば、気分の浮き沈みがある方にとっては、決まった時間に通い、できる範囲で作業をおこなうことが、生活のリズムを整え、自信を育むきっかけになります。 働くことが目的ではあっても、その手前にある“安心していられる居場所”として、B型事業所は多くの人に必要とされています。 ◇気持ちを言葉にするきっかけを、日常の中に 作業の前後や休憩中の雑談も、支援の大切な時間です。 「昨日、ちょっと寝られなかった」「最近、気持ちが沈んでいて…」 そんな言葉がぽろりとこぼれる瞬間に、スタッフがそっと耳を傾けることがあります。 また、キャンドル作りやビーズアクセサリーといった手作業は、自分のペースで無心になれる時間でもあり、心を整えるきっかけになります。 言葉でうまく伝えられないことも、作品というかたちで少しずつ表現されていくのです。 ◇「今日は休みたい」もOK。心に寄り添う柔軟な支援 心の状態は日によって変わります。 「今日は行けないかもしれない…」と思ったときに、「休んでも大丈夫」と思える安心感はとても大切です。 事前の連絡があればお休みも可能ですし、当日の体調に合わせて作業時間を短縮するなど、柔軟な対応をおこなっている事業所もあります。 無理に「がんばらせる」のではなく、「今できること」を一緒に探していく――そんな関わり方が大切にされています。 ◇心の波がある日々でも、「また行きたい」と思える場所へ 鈴の音では、「調子が悪い日でも、ここなら安心して過ごせる」と感じてもらえるような環境づくりを大切にしています。 そのために、スタッフのかかわり方や、ささやかな交流の積み重ねを意識しています。 作業ができるかどうかよりも、「自分の居場所だ」と感じられること。 それが、私たちが大切にしている支援の土台です。 心の波があっても、自分のペースで過ごせる。そんな場所であり続けたいと、鈴の音は願っています。 就労B型で実践するセルフマネジメント術 https://suzunone.lgc.bz/column/456/ こんにちは、鈴の音です。 日々、利用者さんと一緒に過ごすなかで、「自分のことをうまく伝えたい」「もっと気持ちよく過ごしたい」といった声を耳にすることがあります。 就労B型事業所での活動は、作業の練習だけでなく、「自分を知ること」や「自分に合ったやり方を見つけること」にもつながっています。 今回は、そんな日々の中で実践できるセルフマネジメント(自己管理能力)の工夫について、いっしょに考えてみたいと思います。 ◇セルフマネジメントは“自分を整える”力 セルフマネジメントとは、日々の気分や体調、作業の取り組み方などを自分で意識し、行動や感情、体調を自分なりに整えていく力のことです。 時間の使い方や気持ちのコントロールも含まれ、生活の中でとても大切な力といえます。 うまくやることよりも、「自分を知って、どう動くか」を考えることがセルフマネジメントの基本です。 B型事業所では、そうした練習の場が日常の中にたくさんあります。 ◇ペースは人それぞれ、セルフマネジメントに正解はない 「今日は調子がいいかな?」「何から始めようかな?」 そんな問いかけから始まるのが、セルフマネジメントの第一歩です。 就労B型事業所では、利用者さん自身が自分のやり方を見つけるための工夫を、日々の中で少しずつ積み重ねています。   ●体調を伝える力を育てる 自分の状態を意識することから始まります。無理をしすぎずに済むだけでなく、自分の体調を周りに伝える力にもつながります。 →気分を色で記録して見える化:さとみさん(仮名)は「気分に波がある」と感じており、赤・黄・青のシールで毎日の気分を記録することにしました。色のイメージで自分の状態が見えるようになったので、まわりに体調を知らせやすくなり、無理をしすぎなくなりました。   ●やるべきことを整理する力を育てる 行動にメリハリをつけます。一度に全部やろうとせず、順序立てて取り組むと気持ちが落ち着きます。 →朝の行動をリスト化して整理:ゆうたさん(仮名)は、朝の準備がバタバタしやすいことに悩んでおり、「朝やることリスト」を紙に書いて机に貼ることにしました。リストを見ながら慌てずスムーズに、朝の準備ができるようになりました。   ●集中をコントロールする工夫 自分のペースをつかむのが大切です。疲れる前に区切りをつけると、作業のリズムが整いやすくなります。 →タイマー活用で集中力をキープ:あきらさん(仮名)は、作業に集中しても途中で疲れてしまうことが多く、15分ごとにタイマーを鳴らすことにしました。区切りを意識できるようになり、集中が切れにくくなりました。 こうした「自分に合う方法」を試してみて、達成感を得られることが、セルフマネジメントの力を育てるきっかけになります。 ◇鈴の音では、こんなサポートをおこなっています 作業前のちょっとした声かけや、体調や気分を見える化する道具の活用など、 “がんばりすぎない”ための工夫を取り入れています。 「今日はできない日」も、そのまま受け止めながら、 それぞれのペースに合わせた支援を心がけています。 これからも、利用者さんが安心して自分らしく取り組めるよう、 ひとつひとつの「できた」を大切にしていきたいと思います。 神話からはじまる福祉の道~受け継がれる想いと、10年後のB型~ https://suzunone.lgc.bz/column/454/ こんにちは、鈴の音です。 10年後の福祉を考えるとき、私たちはただ未来を想像するだけではなく、そこに至るまでの道のりにも目を向ける必要があります。 支援の形は日々変わり続けますが、その根底にはいつも、誰かの声や行動がありました。 今の私たちの立っている場所も、決して突然現れたものではなく、積み重ねの上にあります。 今回は、「B型事業所のこれまでとこれから」について、見つめてみたいと思います。 ◇拒まれた存在から、福をもたらす存在へ 障がいのある人の歴史は、制度の誕生よりもずっと前から、社会の中に存在していました。 日本最古の神話『古事記』には、イザナギとイザナミの間に生まれた“水蛭子(ヒルコ)”という子の記述があります。 体がうまく育たず、葦の舟に乗せられて海へ流されたこの存在は、「障がいがある」という理由で社会から排除された最初の記録のひとつかもしれません。 しかし、このヒルコは、やがて民間伝承のなかで海からやってきた“恵比寿様”として語られるようになり、福の神として人々に迎え入れられます。 拒まれた存在が、福をもたらす神として敬われるようになる――その流れは、排除された存在がやがて受け入れられ、敬意をもって迎えられるという象徴として、今の私たちの社会にも通じるものがあります。 また、江戸~明治にかけて各地に伝わる“福子伝説”も見逃せません。障がいのある子が生まれた家が繁栄する例が多かったことから、「福を呼ぶ存在」として大切にされるようになったという言い伝えです。 障がいのある子を守るために家族が団結し、力を合わせて暮らしていくなかで、自然と家運が高まっていった――そんな暮らしぶりに、希望や祈りを込めて伝えられてきたのかもしれません。「障がいのある子は家の宝」といった言葉も、そうしたまなざしを物語っています。 やがて時代が下るにつれて、障がいのある人々の居場所は家のなかから施設へ、そして地域へと少しずつ開かれていきました。 戦後の入所施設を経て、1980年代には地域の中で親や支援者が始めた小規模作業所が全国に広がり、2006年の制度改正によって、現在のB型事業所が誕生します。今ある制度は、こうした人々の思いや行動の積み重ねの上に成り立っています。 私たちは今、“巨人の肩の上”に立っているのかもしれません。 ◇受け継がれてきた願いが、今のB型を支えている 「巨人の肩の上に立つ」とは、先人たちの努力の積み重ねによって、より遠くの未来を見渡せることを意味します。 私たちが今見ているB型事業所の風景も、先人たちの長年の歩みがあってこそのものです。 B型事業所に関する制度は、年月をかけて少しずつ整ってきました。その整備の背景には、「働くことを通じて、障がいのある方が地域の中でいきいきと暮らしていけるように」という願いがあります。 つまり、制度の目的は単なる作業の場を提供するだけにとどまらず、障がいのある方の人生そのものを支えることにあります。 こうした考えをもとに、ICT(情報通信技術)を活用した作業や地域の人たちとの交流、テレワーク的な取り組みなど、場所によってさまざまな工夫が広がっています。 作業内容も、モノづくりだけでなく、イベントや販売、創作活動など多彩になってきました。 今のB型事業所は、「ここで過ごすこと」自体に価値がある場として位置づけられています。 制度や支援といった枠組みを超えて、「ここに来る意味」をそれぞれが見いだせる――そんな新たな姿が広がりつつあります。 ◇“人が人を大切にする”心が、福祉の未来をつくる 福祉の制度や仕組みは、人の思いによって形づくられてきました。これからも、障がいのある方々の存在を“ともにあるもの”として見つめ続けるかどうか――そのまなざしが、次の10年を変えていきます。 歴史を振り返ると、平和で豊かな時代には、障がいのある人々が地域のなかで大切にされていた例もあります。 一方で、戦乱や混迷の時代には、“弱さ”を抱える人が排除の対象となることもありました。 福祉は、時代の光と影を映す鏡のような存在でもあるのです。 これからの10年がどんな時代になるのか――それは誰にも分かりません。 でも、もしその未来が不安や分断に満ちたものであったとしても、“人が人を大切にする”というあたりまえの心が、福祉をかたちづくります。 ◇鈴の音として、大切にしていきたいこと 鈴の音はこれからも、「この場所があったから、前を向けた」と感じてもらえるような存在でありたいと願っています。 作業や訓練の時間だけでなく、お茶を飲んで笑い合うひとときや、静かに過ごす時間も含めて、ここでの毎日が大切な時間となるように。 制度や形がどう変わっても、「ともに過ごす」という原点を忘れずに、鈴の音は、利用者さんといっしょに、これからの10年をつくっていきたいと思います。 がんばらない日があってこそ――B型事業所で育まれる日々 https://suzunone.lgc.bz/column/452/ こんにちは、鈴の音です。 B型事業所は、障がいのある方が無理なく通い、自分のペースで取り組めるように設計された福祉の場です。 この場所では、体調や気分に合わせて通所し、できる作業を少しずつ積み重ねていきます。 働くことに対してハードルを感じている方にとって、その一歩一歩はとても意味のあるものです。 作業の内容やペースは、いわゆる一般的な職場とは違うかもしれませんが、それは“特別なこと”ではなく、ひとりひとりの状態に合わせて無理なく取り組めるよう整えられた仕組みです。 ◇外からは見えない努力がある 外から見ると、作業はゆったりしているように見えることもあります。 でも、B型事業所では、一人ひとりの利用者さんが、それぞれの体調や心の状態、集中力と向き合いながら、その日その時にできることに取り組む、目に見えにくい努力があります。 たとえば、手を動かすだけでも気力がいる日、誰かと話すことが負担になる日もあります。 それでも、少しずつ作業に向かいます。静かで控えめな動きかもしれませんが、その人なりのペースで前に進もうとする意思が、確かに存在する場所です。 ◇「がんばらないこと」が必要な時もある 「がんばる」ことばかりが正解ではありません。調子が悪い日は、無理をしないこと、休むこと、それもまた必要な選択です。 「できることをする」「できないことはしない」という考え方のもと、「今日も通所できた」「昨日より長く集中できた」といった変化が、やがて大きな自信につながります。ゆっくりでも、焦らずに。無理のない一歩が、自分だけの前に進む力になります。 ◇がんばらない日は、自分を整える日にする 「今日は無理かもしれないな」――そんな日こそ、休息が必要な時間として受けとめられます。 では、そんな日に、なにができるのでしょうか。   ・休むことを受け入れる 「今日は行けなかった」「手を動かせなかった」それでもOK。 自分を責めないことが、回復への第一歩です。 ・心と向き合う時間をつくる 「何がつらかったのか」「今日はなにが引っかかったのか」――焦らずに、自分の内側に目を向けてみましょう。 ・できることを、ほんの少しだけ お茶を淹れる、ノートにひとこと書く、音楽を聴く。 その日できるだけの、ちょっとした行動が、次の一歩を後押しするかもしれません。 ・未来の自分を、やわらかく思い描く 「明日も難しいかも」でも、「明日はがんばろう」でも、どちらでもいいです。 未来の自分は、今日とは違う自分です。何かが変わるかも、という期待と希望だけで十分です。 ◇鈴の音は“その人の力”をまっすぐに見つめます 鈴の音は、利用者さん自身の力を、まっすぐに見つめています。 がんばる気持ちも、立ち止まる勇気も、どちらも等しく尊いもの。誰かと比べず、自分の歩幅で進めるように。 鈴の音は、安心して通える場所でありたいと願っています。 朝「外出がつらい」と感じた日の、自分の守り方 https://suzunone.lgc.bz/column/450/ こんにちは、鈴の音です。 朝、起き上がれないほど体が重たい。気分が沈み込んで、人に会うのが怖い。 そんなふうに「今日は外出が難しい」と感じる日が、訪れることもあります。 けれど、それは決して怠けでも、弱さでもありません。 今回は、外出が難しいと感じる日の心の持ち方や、すごしかたのヒントをご紹介します。 ◇動き出せない朝は、体や心が限界を知らせるサイン 朝に体が動かない、自分でも理由がよくわからない――そんなときには、いくつかの具体的なパターンがあるようです。 朝から頭がぼんやりして、身支度にすごく時間がかかる 人に会うのが怖くて、玄関を出るだけで精一杯 前日に無理をしすぎたら、翌日はまったく動けない こうした反応は、外とのつながりを持とうとするときに、障がいの特性による心身の疲れや不安が強く表れるかたちです。 体や心が限界を知らせてくる、大切なサインと考えられます。 ◇感覚の過敏さや気分の波が行動に影響する 通所や外出が難しいと感じるとき、その背景には「なんとなく」では済まない理由があります。 ここでは、見えにくいけれど確かにある原因の一部をご紹介します。 感覚過敏で、天気や音、光に左右されやすい 気分の浮き沈みが激しくて、朝にならないと自分の状態がわからない 予定の変更や、いつもと違う作業への不安が強く出る こうした状態の背景には、本人にも説明しづらい体調の波や、不安の大きさがあります。 それらが重なると、身動きが取れなくなってしまうのです。 ◇外出できない日の自分の整え方 「今日は少し気分が重たいけど、何かできるかな…」そんなときのために、おすすめのすごし方をいくつかご紹介します。 ・体がだるくて動けないとき → 音楽を聴いてみる 好きな歌を1曲流すだけで気分がほぐれることも。 ・気持ちがそわそわして落ち着かない → あったかい飲み物をゆっくり飲む コップを両手で包んで、深呼吸。好みの温かい飲み物なら何でもOKです。お茶や白湯、紅茶など、あなたが安心できるものを。 ・人と関わることに抵抗がある → 窓を開けて外の空気にふれてみる 外に出て人と関わりたくなくても、外気の流れを感じることで「閉じこもっている」感覚が少しやわらぎます。 ・考えが止まらなくなったとき → 静かな場所で軽く体を動かすか、感覚を落ち着けるものを手に取ってみる 散歩やストレッチなど、できる範囲で体を動かすと頭が休まりやすくなります。 難しい場合は、香りや触感など、五感に意識を向けて気持ちを切り替えるのもひとつの方法です。 ・不安やモヤモヤが止まらない → 紙に書き出してみる 気持ちが混乱しているときは、不安やモヤモヤの理由を言葉にしてみましょう。 書きながら確認することで、感情や考えが少しずつ整理されていきます。 無理に元気を出そうとしなくても、“これならできるかも”と思えたことから始めてみましょう。 それが、心と体を回復に向かわせる最初の一歩になるかもしれません。 ◇あなたの「今日はここまで」を、鈴の音は受けとめます 鈴の音では、「来ないとだめ」ではなく、「来られる形」を一緒に考えていきます。たとえば―― 午後からだけ来る 人の少ない時間に来る 今日は作業はせず、水やりだけする そんな関わり方でも、立派な“通所”のかたちです。 途中で帰る日があっても、黙って座っているだけの日があっても大丈夫。 あなたの「今日はここまで」を、私たちは大切に受けとめます。 無理のない一歩を重ねながら、「また行ってみよう」と思える日が来るように。 鈴の音は、そんなあなたのそばにいます。 「居場所」としてのB型—働くだけじゃないもう一つの価値 https://suzunone.lgc.bz/column/437/ こんにちは、鈴の音です。 B型事業所という場所に、どんなイメージをお持ちでしょうか?「働く場所」「訓練の場」といった言葉が浮かぶかもしれません。 でも、そこにはもうひとつの大切な価値があります。 今回は、「B型事業所」を“働く場所”としてだけではなく、“深呼吸できる場所”として見つめ直してみたいと思います。 ただ通うこと、少しずつ変わっていくこと、そして誰かとつながっていくこと——。それぞれの歩みの中で生まれる、かけがえのない価値を大切にしていきたいと私たちは考えています。 ◇“どこにも行けない日々”を意味ある経験に変える B型事業所に通う方の中には、障がいの特性ゆえに人間関係や環境との相性が合わず、つらい思いを抱えながら日々を過ごしてきた方もいます。 社会と関わりたくても、どうしてもうまくいかない——そんな経験の積み重ねが、「外に出る」ことへの不安につながるのです。 けれども、B型事業所に通い始めると、そうした日々に少しずつ意味が生まれてくることがあります。 苦しかった経験が、自分の歩幅で進むための土台となり、今の自分を支える力にもなっていく。B型事業所は、そうした変化をゆっくりと育む場所でもあるのです。 ◇“少しずつ変わっていける”場所としてのB型 最初は表情も硬く、緊張の面持ちで通っていた方が、少しずつ笑顔を見せるようになっていく。 作業をする時間が少しずつ増え、新たに挑戦できる瞬間も訪れる。B型事業所は、そんな変化が育まれていく場でもあります。 無理に誰かに背中を押されるわけではなく、B型には自分のペースで進める環境があります。 そんな日々のなかで、前向きな気持ちが育っていきます。「もう少しがんばってみたい」と思えるのが、その人なりの成長で、大切な変化です。 ◇一人ひとりのちがいが、誰かの支えになる B型事業所に通う方は、静かに作業に集中したい人、誰かと話すと気持ちが落ち着く人、ちょっとした冗談で場を和ませてくれる人など、他人との関わり方もさまざまです。 その多様性こそが、B型のあたたかさの一部になっています。 それぞれの個性がゆるやかにつながるB型では、初めて来た人にも声をかけてくれる人や、隣の人の様子にそっと気づける人がいて、ささやかなふれあいが自然と生まれていきます。 スタッフに支えられるだけでなく、ともに過ごす誰かの存在が励みになる——そんな関係が、安心の土台となります。 それは「支える」「支えられる」という言葉だけでは語れない、自然な関係性の芽生えです。 ◇鈴の音では、“安心のその先”を見すえたサポートを大切にしています 鈴の音では、安心して通えることを何よりも大切にしながらも、その先にある「少しだけ挑戦してみたい」という気持ちを見逃さずに支えていきます。 誰かと比べず、焦らず、自分のペースで一歩を踏み出す。その小さな積み重ねが、その人の未来につながると信じて、私たちは日々寄り添っています。 知ってもらうことから始まる、B型と地域とのつながり https://suzunone.lgc.bz/column/435/ こんにちは、鈴の音です。 私たちの活動は、地域の中でどれくらい知られているのでしょうか。 「ここで作っているものだったんだ」と言ってもらえることが、何よりうれしい瞬間です。今回は、“知ってもらうこと”をきっかけに生まれる、地域とのつながりについてお話ししたいと思います。 ◇“知られていない”という現実から 多くの人は「B型事業所」という言葉や活動内容を知らないまま生活しています。 だからこそ、まずは“知ってもらうこと”が、大きな一歩になります。   B型という言葉を知らない人が多い 福祉関係者以外には「B型事業所」という名称自体がなじみのない存在であり、そもそもどういった場所なのかを知らないケースが大半です。 活動内容が見えにくい 軽作業やものづくり、アート制作など多様な活動をしていても、その様子は外からは見えにくく、地域住民の目に触れる機会が限られています。 “福祉施設”というイメージが先行してしまう 「支援が必要な人のための場所」という一面的な印象にとどまり、実際に行われている創造的で社会的な活動が伝わりにくいのが現状です。 知られなければ、つながるきっかけも生まれにくい 存在を知らない場所には、足を運ぶことも、関心を持つことも難しいもの。知られること自体が、大きな前進になります。 ◇イベント参加は、“知ってもらう”ためのきっかけ B型事業所は、地域のイベントやバザー、マルシェなどに参加する機会があります。 それは、出店や展示を通じて、活動の一端を地域の方に知ってもらうきっかけです。 イベント参加では、「こんなに素敵なものを作っているんですね」といった声が寄せられることもあります。 地域の中で“知られる”ことは、ただの紹介ではなく、人と人との距離を少しずつ近づけてくれる貴重な体験です。 手づくり雑貨の販売ブース 利用者さんが制作したアクセサリーや小物などを、地域のバザーやマルシェで販売する機会があります。 アート作品の展示 創作活動の成果として、絵画やクラフト作品をイベントなどで展示し、表現の場として活かしています。 制作の背景を伝える場にも イベント参加では、商品を手に取ってもらうだけでなく、「どんな人がどんな思いで作ったのか」を伝える会話が生まれることもあります。 販売の場に立ち会う経験 本人の希望や体調によっては、利用者さんがブースに立ち会うこともあります。来場者と挨拶を交わしたり、商品を手渡したりする経験は、やりがいや自信につながります。 ◇“届いた”実感が自信につながるとき 地域のイベントなどで自分たちの作品が紹介されることは、利用者さんにとって大きな励みになります。 実際にブースに立つことは少なくても、「自分が関わったものが誰かに届いた」という実感は、やる気や自信を育てます。 「この作品、すてきですね」「誰が作ったんですか?」という感想や関心の声がスタッフを通して伝えられ、それが利用者さんの心に残ることもあります。 見えにくい場所での作業であっても、作品が誰かの手に渡り、誰かの日常に溶け込んでいく——そうしたつながりの中で、「自分のしごとが誰かのためになっている」という実感が生まれていきます。 ◇鈴の音では、“知ってもらえる機会”を大切にしています 鈴の音では、利用者さんの活動を地域に届けるため、日ごろから“開かれた福祉”を目指しています。 最近では、アート作品の展示活動などもおこなっており、作品を通して、地域の方とつながる場をこれからも育てていきたいと考えています。 軽作業だけじゃない!B型の“意外な仕事”を徹底紹介【第2弾】 https://suzunone.lgc.bz/column/433/ こんにちは、鈴の音です。 今回は、B型事業所での“意外な仕事”をご紹介する第2弾として、創作活動や表現を活かした仕事のかたちを取り上げます。 「絵を描く」「ものを作る」「見せる」「伝える」——そんな活動が、実は福祉の現場で仕事として広がりつつあることをご存じでしょうか? ◇常識にとらわれない“表現する力”が評価される B型事業所では、創造性や感性を活かした活動も、立派な“しごと”として取り組まれています。 絵を描いたり、アクセサリーや雑貨を作ったり——「好き」や「得意」を形にし、それが人に届く。 そんな表現の仕事が、B型でも広がりつつあります。 こうした中で注目されているのが「アール・ブリュット(Art Brut/生の芸術)」と呼ばれる表現です。 専門的な教育や美術の常識にとらわれず、純粋な衝動や感性から生まれる作品が特徴で、障がいのある方の創作がその代表例として世界的に注目されています。 誰にもまねできない唯一無二の表現として、美術館やアートフェアなどでも評価されることが増えてきました。 ◇“表現の仕事”は全国、そして世界にも広がっています 日本各地の福祉施設やアート団体では、創作活動を支援し、社会に発信する取り組みが進んでいます。 なかには海外で展覧会を開いたり、作品集を出版したりと、国境を越えて評価を得ている団体もあります。 表現の力が、障がいの有無に関わらず多くの人に感動を与え、アートとして社会とつながっていく。 そんな場面が、世界中で少しずつ増えているのです。 ◇動画制作や筆文字など、アートの里 彩(いろどり)で広がる創作のしごと 鈴の音の施設外就労先であるアートの里 彩(いろどり)では、創作活動に特化した環境が整っており、曜日ごとにプロの講師による専門的な指導を受けながら、さまざまな分野の制作活動に取り組めます。   ☆月曜:筆文字 ☆火曜:YouTube動画制作 ☆水曜:ビーズ制作 ☆木曜:陶芸 ☆金曜:デザインアート 毎日ちがう分野で創作の幅が広がり、それぞれの“好き”や“得意”を見つけるチャンスになっています。 また、施設内では「イロ」と「ひな」という2匹の猫が暮らしており、ふれあいを通じてリラックスできる“アニマルセラピー”の時間も大切にされています。 作品づくりの合間にとれる、猫たちとの穏やかなひとときが、気持ちを整えるやさしい時間です。 2025年のゴールデンウィークには、鹿児島市役所の市民ギャラリーで「ねこパラダイス展」と題した初の作品展も開催され、地域の方々とのつながりを深める機会にもなりました。 「これを作ってみたい」「誰かに見てもらいたい」——そんな気持ちを大切に、アートの里 彩は創作を“しごと”として支える場所となっています。 さらに、活動の様子は公式Instagramでも積極的に発信されており、日々の創作の様子や、作品展の情報などがこまめに紹介されています。 彩で過ごす日常のひとこまが、画面越しにも伝わるような温かい発信です。 ◇“誰かに届く”ことで生まれるやりがい 自分の作ったものが「すてきですね」と言われたときのうれしさ。売れたときの驚きと喜び——そんな経験が、次の挑戦の力になります。 表現を通して誰かとつながる体験は、「できた」「伝わった」の積み重ねとなり、やがて確かな自信へ育ちます。 生活面や気持ちの面で親身になって支えてくれるスタッフの存在も、安心して挑戦できる理由のひとつです。 ◇鈴の音で見つかる、自分らしい仕事のかたち 鈴の音では、ものづくりの楽しさを感じながら働ける環境を整えています。 苗づくりや水やりなどの「植物栽培」、育てた植物を板に固定して飾る「インテリア木工」など、自然とふれあう作業。 また、ビーズを使ったアクセサリーや、火山灰や軽石を取り入れたキャンドルなど、暮らしを彩る雑貨づくりにも取り組んでいます。 鈴の音は、自分の工夫や感性を活かせる仕事を通して、手応えとよろこびを感じながら働ける場所です。   「この人、すごいなぁ…」と思わず感じたB型の現場より https://suzunone.lgc.bz/column/439/ B型事業所の現場には、何気ない日常の中で「この人、ほんとうにすごいなぁ…」と感じる瞬間がいくつもあります。 それは誰かに表彰されるようなことではなく、声高に語られることもないけれど、その人なりの努力ややさしさが、ふっと心に残るのです。 ◇何度でもやってみる鹿野さん(仮名)の姿に 鹿野さんは、封入作業の途中で封がずれてしまったときも、小さくうなずくようにして、丁寧にやり直していました。 手がうまく動かない日もあるのに、諦めずにひとつひとつ仕上げていく姿は、見ているこちらが背筋を正される思いになります。 その手元には、何度目かの挑戦で、きれいに閉じられた封筒が並んでいました。 ◇「ありがとう」を先に言ってくれた正木さん(仮名) 正木さんは、普段あまり自分から他人に話しかけることはありません。 でもある日、同じテーブルで作業をしていた人が困っていると、小さな声で「これ、使う?」とハサミを差し出していました。 受け取った相手に笑顔で「ありがとう」とお礼を言われると、すぐに「ありがとう」と返してくれました。 それはまるで「ありがとうの循環」のようで、あたたかい空気がふわっと広がります。 ◇工夫を重ねて、自分の方法を見つけた賀川さん(仮名) 賀川さんは、作業手順を覚えるのが少し苦手でした。 でも、毎日ちょっとずつノートにイラストを描きながら、自分のペースで覚えていきました。 最初の頃はスタッフが横にいた工程も、今では自分だけでできるようになっています。 ノートのページには、その日使ったパーツの色や形が記されていて、まるで小さな“自分だけのマニュアル”のようでした。 ◇“すごさ”は日常の中にある 誰かの“すごさ”は、大きな声では語られないことが多いけれど、B型事業所の現場では、そんな「すごいなぁ…」が静かに息づいています。 挑戦を続ける姿、誰かを思いやる気持ち、自分の道を見つける工夫。 どれもが、心のどこかにふっと灯りをともすような瞬間でした。 鈴の音では、そんな日常の“すごさ”に出会える時間を大切にしています。 これからも、ひとりひとりの歩みにそっと寄り添っていきます。   障害福祉サービスってたくさんあるけど、B型の立ち位置って? https://suzunone.lgc.bz/column/431/ こんにちは、鈴の音です。 障がい福祉サービスを調べていると、たくさんの言葉や制度が出てきて、戸惑うこともあるかもしれません。 「就労継続支援B型」も、他のサービスとの違いが分かりづらい…という声をよく耳にします。 今回は、さまざまな障害福祉サービスのなかで、B型事業所がどんな立ち位置にあるのか、そして鈴の音がどんな支援を大切にしているのかをご紹介します。   ◇障害福祉サービスの種類とB型の位置づけ 障害福祉サービスには、日中活動をサポートするもの、住まいに関する支援、相談支援など、さまざまな種類があります。 主なサービスには、以下のようなものがあります。 【日中活動系サービス】 ・生活介護:重度の障がいがある方に、日中の活動や身体介護を提供するサービス ・就労移行支援:一般企業への就職を目指す方に、職業訓練や就職活動のサポートをおこなうサービス ・就労継続支援A型:雇用契約を結び、比較的安定した体調の方が働く場を得られるサービス ・就労継続支援B型:雇用契約を結ばず、自分のペースで働く経験や社会参加ができるサービス(鈴の音はココ)   【居住系サービス】 ・グループホーム(共同生活援助):支援を受けながら、他の利用者と一緒に暮らす住まいのサービス ・施設入所支援:主に夜間や休日に生活支援を受けられる施設。生活介護と併用されることが多い   【相談・計画系サービス】 ・相談支援:福祉サービスの利用に関する不安や疑問を相談できる窓口 ・計画相談支援:福祉サービスを利用する際は、サービス等利用計画が必要です。どのサービスをどのように使うかをまとめた計画で、これを作成・見直しし、利用者の希望や状況に合わせて支援を調整します。 就労継続支援B型は「日中活動系サービス」のひとつとして位置づけられ、働くことを通じて社会とつながる場として活用されています。 ◇自分のペースで通えるB型事業所 就労継続支援B型は、障がいや体調などの理由から一般就労が難しい方が、自分のペースで通いながら仕事に取り組むことができる場所です。 雇用契約はなく、“働く練習”や“社会参加の機会”として利用されます。 事業所によって作業内容は異なり、軽作業や清掃、農作業、クラフト制作など、多様な活動があります。 鈴の音では、アクセサリー作りや植物栽培、キャンドル制作など、個性が活かせるものづくりの活動をおこなっています。 ◇B型は“働く”だけの場所ではない B型の役割は、「働く場」だけではありません。 たとえば、生活リズムを整えること、人と関わること、自信を取り戻すこと。 そんな「今の自分にとって必要なこと」に向き合う場所として、B型が選ばれることもあります。 “何かを生産する”“作業に取り組む”という目的だけでなく、通うことそのものが、ひとつの支援になる。そんな場所が、B型事業所です。 ◇鈴の音が大切にしていること 鈴の音では、利用される方の目標や体調に合わせた“通い方”をいちばん大切にしています。 「将来は一般就労を目指したい」という方もいれば、「週に数日、安心して過ごせる場所がほしい」という方も。 どんな目標も、その人にとっての大切な一歩。鈴の音は、その一歩をいっしょに応援します。 これからも利用者さん一人ひとりに寄り添いながら、安心して通える場所であり続けたいと願っています。   「社会に出たくない」気持ちとの向き合い方 https://suzunone.lgc.bz/column/429/ こんにちは、鈴の音です。 「社会に出たくない」と感じるには、きっとそれぞれの理由があります。 障がいゆえに、外に出ることに不安を感じる場面もあるかもしれません。外に出ないといけないと頭で思っていても、気持ちがついていかない。 そんな葛藤を抱えている方も多いのではないでしょうか。 今回は、その気持ちに目を向けながら、少しずつ前に進むためのヒントをお届けします。 ◇「社会に出たくない」気持ちの奥には、過去の経験や不安がある 何となく外に出たくない。人と話したくない。そう感じてしまう日は、誰にでもあります。 障がいがあることで、まわりの理解を得られなかった経験や、否定的な言葉を向けられたことがきっかけになっている方もいるでしょう。 「社会に出ることが怖い」「外の世界に関わりたくない」といった気持ちは、過去のつらい経験や人間関係への不安、自信のなさなどから強まっていくことがあります。 まずは「そう思ってしまう自分」を責めずに、その気持ちを丁寧に見つめることから始めてみませんか。 ◇“社会に出る”のは、誰かと関わること 「社会に出る」と聞くと、働く、学校に行く、責任ある生活をするといったイメージがあります。でも本当は、社会とのつながり方はそれだけではありません。 たとえば誰かと話すこと、近所の人にあいさつをすること、鈴の音のような場所に通うことも、“社会参加”のひとつです。 特に障がいのある方にとっては、外に出ることや人と関わること自体が大きなチャレンジとなります。だからこそ、その一歩一歩に大きな意味があるのです。 自分にとって「ちょうどよい社会との関わり方」は何か。それを探すところから始めてみませんか? ◇「社会に出る」ハードルが高いなら、小さな一歩から 感覚の過敏さや対人関係でのつまずきなど、障がいゆえに“外の世界”が過酷に感じられることもあるでしょう。 何気ない一言や周囲の無理解が、大きな壁となるのです。 でも、「社会に出る」というのは、必ずしも就職や学校復帰だけではありません。 近所のコンビニに行く、郵便を出しに出かける、誰かに「おはよう」と声をかける――そんな小さなきっかけが、社会とのつながりを取り戻す一歩となります。 ◇家に閉じこもり続けるのは心と体に負担をかける 気持ちが落ちているときなど、家で静かに過ごす時間が必要なこともあります。 でも、ずっと家の中に閉じこもっていると、昼夜逆転したり、眠れなくなったり、人と会うのが怖くなったり……心も体もつらくなってしまいます。 外に出ることは、日光を浴びたり、季節を感じたり、気分転換になったりと、たくさんの良い影響をもたらします。 たとえ少しの時間でも、家の外に出ることに意味があるのです。 ◇小さな行動の積み重ねが明日につながる 最初から大きな目標を持つのではなく、まずは電信柱一本一本から。そこまで歩いてみるのもいいかもしれません。 そんな小さな行動の積み重ねが、少しずつ自信につながります。今日できたことなら、明日もできるかもしれない。 明日もできたら、明後日はもっと何かができるかもしれない。それが、さらに一歩先につながっていくのです。 ◇鈴の音は、社会への小さな入口 鈴の音は、自分のペースで通える場所です。話せなくても大丈夫。 最初は無理に作業をしなくても、家から外に出る「きっかけ」となっていればよいです。 「なんとなく来てみた」でもかまいません。 「ここなら行けそう」と思えたその気持ちが、きっとあなたの力になります。 「もう頑張れない」と思ったとき、B型という選択肢があった https://suzunone.lgc.bz/column/427/ こんにちは、鈴の音です。 「どうしてもやる気が出ない…」そんな日がある自分を、責め続けていませんか?無理に元気を装わずに、ありのままで通える場所。それが、B型事業所という選択肢です。今回は、「頑張れない自分」を受け入れて始まる新たな選択と、その背景にある声をお届けします。   ◇「やる気が出ない」の裏にある“疲れ”や“不安” やる気が出ない状態は、精神疾患や発達障がいをはじめとするさまざまな障がいによって現れやすい心や体の反応のひとつです。B型事業所では、その背景を丁寧にくみとることを大切にしています。   ・心と体の疲れが積み重なっている 過去の無理な頑張りや、日常の緊張感のなかで、知らず知らずに心身が疲弊している方もいます。「怠けている」のではなく、「もう限界だった」のです。 ・環境や人間関係によるストレス 人との関わりに不安があったり、慣れない環境に置かれていると、やる気以前に「ここにいたくない」と感じてしまうこともあります。周囲からの視線や評価を気にしすぎて、緊張や不安がさらに強まるのです。 ・不安や失敗体験によるブレーキ 「また失敗したらどうしよう」「迷惑をかけるかもしれない」――そんな不安が強くなると、動きたくても体が動かなくなります。過去の経験が心に残っていると、「うまくいくはずがない」と最初からあきらめてしまうのです。   ◇無理をしない働き方を求めて、B型を選んだ理由 無理せず、自分のペースで通える場所を求めて、B型事業所という選択にたどり着いた方がいます。その背景には、働くことへの不安や、生活の中でのさまざまな悩みがあります。   ・働くこと自体への不安がある 「週5は難しい」「決まった時間に通う自信がない」といった声は少なくありません。B型では、週1日から利用できるので、体調に合わせて無理なく通えます。 ・安心して過ごせることが第一 「作業内容より、まず“安心して過ごせること”が大事」と感じる方もいます。居場所としての安心感を重視する人にとって、B型は“働く場所”であると同時に“心を落ち着けられる場所”にもなります。 ・体調や気分の波に合わせて選んだ 日によって体調が大きく変わる方や、気分に波がある方にとって、B型の柔軟な仕組みは大きな安心材料です。「今日は無理せず」「できるときだけ」といった選択が認められる環境が、通い続ける力につながります。 ・自分で選んだ人も、誰かのすすめでたどり着いた人も 自ら調べてB型を選んだ人もいれば、医師や相談支援専門員のすすめ、家族の後押しでつながった方もいます。どんな経緯であっても、「ここなら続けられるかもしれない」と思えた瞬間が、それぞれの第一歩になっています。   ◇“この場所なら通えるかも”と思えた理由 B型を選んだ方のなかには、「ここなら無理なく通えそう」と感じた瞬間をきっかけに、第一歩を踏み出した方が多くいます。「完璧にできなくても大丈夫」「少しずつ始めればいい」という安心感のあるB型は、“今の自分”を受け入れてくれる場所として、多くの方に選ばれています。ここでは、実際の声やエピソードをご紹介します。   ・A型から転籍した高橋さん(仮名)のケース A型での就労に挑戦したものの、周囲のスピードについていけずに体調を崩した高橋さん。B型を見学した際、「ここならプレッシャーを感じずに働けそう」と思い、転籍を決めました。 ・引きこもりがちだった田中さん(仮名)のケース 家から出ることすら難しかった田中さんに、「週1だけでもいいよ」と声をかけてくれたB型のスタッフ。そのひと言がきっかけで通所が始まり、徐々に生活リズムが整いました。 ・体調不安のある山口さん(仮名)のケース 「体調が安定しない自分でも、受け入れてもらえる場所がある」――そう感じられたことで、山口さんは、もう一度社会とつながる気持ちを取り戻せました。   ◇鈴の音は、“やる気が出ない日”からの一歩を応援します 「活動に参加できなかった」日も、「来てくれてありがとう」と声をかける。作業ができなかった日も、「また来よう」と思える関係を築く。そんな支援を大切にしているのが、私たち鈴の音です。 毎日通うことで生活リズムが整い、「自分にもできることがある」と感じられるようになります。“働く”だけではなく、“安心して過ごす”ことや、“少しずつ前に進む”ことこそ大事なのです。 「今はまだ自信がない」「やる気が続かない」――そんな思いを抱えている方も、どうぞ気軽にご相談ください。鈴の音は、“頑張れない日”から始まる一歩を応援しています。   家族ができる応援とは?B型利用を考えるときに大切なこと https://suzunone.lgc.bz/column/420/ こんにちは、鈴の音です。 B型事業所の利用を考えるとき、家族として「何ができるんだろう」と悩むことはありませんか? 障がいがあるからといって、進む道はひとつではありません。 でも、もしB型事業所が「今のご本人にとって安心して歩き出せる場」になりそうなら、家族がそっと背中を押してあげることも、大きな応援になります。 無理なく、あたたかく、ご本人を支えていくために――今回は、家族ができる応援のかたちについて、一緒に見つめてみましょう。 ◇ご本人の気持ちを大切にすることが最初の一歩 B型事業所の利用は、ご本人の「やってみたい」という気持ちが何よりの原動力になります。 通所について話すときも、「行かせる」ではなく、「行ってみたい」という気持ちを引き出す関わり方が大切です。 たとえば、ご本人が関心を持ちそうな活動やテーマを、自然な会話の中で話してみることで、ご本人の中に小さな関心が芽生えることもあります。 ◇家族が感じる不安や心配も、自然なこと 通い始める前も、通い始めたあとも、家族として「本当に大丈夫かな」「うまくなじめるかな」と不安になることはあるでしょう。 それは、自然な気持ちです。そんなときは、以下のような信頼できる支援者に気持ちを話してみるのも、ひとつの方法です。   支援員(B型事業所などに勤務) 日々の様子を一番近くで見てくれている存在。 相談支援専門員 ご本人に合った福祉サービス(就労支援や生活支援など)を一緒に考えていく専門職。B型以外の選択肢については、後の章でご紹介します。 自治体の障がい福祉担当窓口の職員 公的な視点から制度や支援内容を案内してくれる。 学校の先生や特別支援教育コーディネーター 学生の方の場合に心強い相談先。 地域包括支援センターの職員 ご家族の悩みに寄り添ってくれる地域の窓口。 家族会や保護者会 同じ立場の方と出会える場所。経験や思いを共有でき、安心感や新たな気づきにつながることも。 話す相手やタイミングによっては、合わないと感じることもあるかもしれません。 そんなときは無理をせず、安心して話せる人を探すことが大切です。 ◇利用開始後の見守りは、無理に聞かず見逃さない ご本人が帰宅したとき、「今日はどうだった?」と聞きたくなる気持ちはよくわかります。つい聞いてしまって、めんどうがられることもあるかもしれません。 無理に聞き出さないことは大切です。 ただ、話したそうな様子を見逃さないことも、やさしい見守りのひとつです。 話したいタイミングに気づいてあげられると、ご本人も「ちゃんと見てくれているんだ」と安心できます。 自分のペースで話し出せる空気は、自己肯定感や信頼感を育てます。 ◇B型以外にも、選べる選択肢があります ここで紹介するのは、すべて福祉サービスとして位置づけられている支援の場です。 ご本人の希望や状況に合わせ、どのサービスを利用して今後どのように過ごしていくかを、相談支援専門員と一緒に考え、計画を立てます。 これらのサービスを利用するのに必要な「サービス等利用計画」の作成も、相談支援専門員の大切な役割のひとつです。 A型事業所 雇用契約のある働き方。 生活介護 日常生活を支える通所サービス。 自立訓練(生活訓練) 生活スキルを育てる訓練の場。 地域活動支援センターなど 人とのつながりを持つきっかけづくり。 放課後等デイサービスやショートステイなど 年齢や暮らしの状況に応じた支援もあります。 ご本人の状況に応じて、居宅介護やグループホームなど、他のサービスと組み合わせることもできます。 B型事業所も、そうした選択肢のひとつです。 ◇鈴の音は、ご家族のそばにもいます 鈴の音では、利用者さんはもちろん、ご家族とのつながりも大切にしています。 「こんなとき、どう接したらいいの?」「これは心配しすぎ?」など、小さな不安でもどうぞお気軽にご相談ください。 一緒に悩み、一緒に考えることは、私たちの役割のひとつです。 ご本人が笑顔で通えるように。ご家族が安心して見守れるように。 鈴の音は、これからも寄り添ってまいります。   「働くのが苦手」な人こそ、B型の力を借りてほしい理由 https://suzunone.lgc.bz/column/418/ こんにちは、鈴の音です。 「働くのが苦手」と感じている方も、きっといらっしゃると思います。 とくに、障がいのある方の中には、日によって体調が不安定だったり、人との関わりで強いストレスを感じたりすることがあります。 そう感じる日があっても、不思議ではありません。 B型事業所は、苦手意識を抱えたままでも、安心して一歩を踏み出せる場所です。 ◇「働くのが苦手」は、甘えじゃない 「働くことは当然」という考え方がある社会で、「苦手」と言うと、甘えと思われてしまうことがあります。 けれど、障がいのある方にとって、働くことが難しくなる理由はさまざまです。 集中や体力のコントロールが難しい 人とのやりとりが大きなストレスになる 生活リズムが不安定になりやすい こうした状態があると、働くという行為そのものが「難しい」ことになります。 その場合、「働くのが苦手」は甘えではなく、日々を懸命に生き抜いている結果といえます。 だからこそ支援や環境の整備が重要であり、それは本人の努力が足りないという話ではないのです。 ◇B型事業所は、“働くためのリハビリ”ができる場所 B型事業所は、週1回・1時間からでも通所できるなど、柔軟なスケジュールで利用できます。 さらに、作業の内容や量もその人に合わせて調整されるため、自分のペースで無理なく取り組めます。 もし途中でうまくいかなくても、それは「できなかったこと」ではなく、次につなげていける大切な経験です。 苦手を無理に克服しようとするのではなく、うまく付き合う方法を一緒に探していくのがB型事業所のスタンスです。 ◇人との関係が、“続ける力”をくれる 「ひとりじゃない」と感じられることは、続けてみようと思える気持ちにつながります。 同じような不安や悩みを抱えた仲間と、ゆるやかに関わり合うことができれば、自分だけ特別に苦手なわけじゃないと気づけます。 そして困ったときには、支援員がそっと寄り添い、必要に応じて手を差し伸べてくれます。 ◇鈴の音では、苦手を抱えたままでも「働ける」 鈴の音では、ビーズのアクセサリー作りや木工、植物の栽培など、さまざまな作業ができます。 それぞれの状態や希望に合わせて選べるので、「得意なこと」や「心地よいこと」を少しずつ見つけていけます。 無理なく、できることを積み重ね、自信を育てていく場所。それが、鈴の音です。 「働くのが苦手」と感じているあなたにこそ、B型事業所という可能性を、知っていただけたら嬉しいです。   日中活動とB型就労ってどう違うの? https://suzunone.lgc.bz/column/416/ こんにちは、鈴の音です。 福祉サービスには「日中活動」と「B型就労」という、目的や内容の異なる2つの支援があります。日中活動は、生活のリズムを整えることを目的に、外出や交流を通じて社会とのつながりを築く活動。 B型就労は、軽作業を通して意欲やスキルを育てながら、自分のペースで働く経験ができる場です。 今回は、この2つの福祉サービスについて、分かりやすくご紹介します。 ◇生活のリズムを整える「日中活動」 日中活動の目的は、生活のリズムを安定させることです。 外に出たり人と関わったりして地域とのつながりを築き、心身ともに無理のないペースで日々を過ごせるように支えます。 ここでは、具体的にどのような活動があるのかを見ていきましょう。 外出や交流を通じて毎日のリズムを整える 自宅にこもりがちにならないように、日中に外に出て人と交流したり、何かに取り組んだりします。社会との接点を通じて、心身の健康維持や生活の安定につなげる大切な時間です。 地域の支援施設で取り組むレクリエーションや創作活動 日中活動は、主に地域活動支援センターや生活介護事業所などでおこなわれています。レクリエーションや創作活動、軽作業や散歩、買い物など、多彩な内容が含まれます。 安心して通えるように整えられた支援体制 日中活動は、「これなら通えそう」と思えるような環境が整えられています。障がいのある方で、日中を過ごす場を必要としている方が対象です。無理のないペースで参加できるよう、スタッフが見守りながら支援をおこないます。 ◇B型就労は「働くこと」を通じた支援の場 B型事業所では、日々の作業の中で、自然と生活リズムが整い、意欲やスキルも少しずつ育まれていきます。 働くことそのものをゴールにするのではなく、その過程を支援として位置づけ、日々の充実や次のステップにつなげていく場です。 日々の作業に取り組むことで仕事への意識が育つ 「仕事」としての意識づけを大切にしながら、無理のないペースで作業します。その過程で、少しずつ働く意欲やスキルが育まれていくのです。 努力の積み重ねが収入につながる喜びに B型事業所では、作業に応じて工賃が支払われます。金額はさまざまですが、努力の成果が収入につながることは大きな励みになります。 目標に応じた無理のない働き方が選べる日中活動が「生活の充実」が主な目的なのに対し、B型就労は「作業を通じた支援」が特徴です。ステップアップして一般就労を目指す方もいれば、無理のない範囲で長く働くことを希望する方もいます。 ◇選ぶポイントは「目的」と「希望」 「日中活動」と「B型就労」のどちらが合っているかは、目的やその人の希望によって異なります。ここでは、選ぶ際のポイントを整理してみましょう。 自分に合った過ごし方を見つけるために 何をしたいのか、どんな時間を過ごしたいのか。そんな気持ちに向き合うことから、ぴったりの場所選びが始まります。 生活リズムや体調も大切な判断材料 体力や通所の頻度、たとえば朝の準備に時間がかかる方や午後からの活動が合う方など、生活のペースも大切な判断材料です。無理なく通えるかどうかも含めて考えましょう。 相談や体験を通じて自分に合う場を見つける 地域の相談支援専門員や市町村の窓口に相談したり、見学や体験をすると、より自分に合った選択がしやすくなります。 ◇鈴の音では「働く一歩」を応援します 鈴の音は、B型事業所として、アクセサリー制作やキャンドルづくりなどの活動をしています。 「できた」「嬉しい」「またやってみたい」という気持ちを大切にした支援です。 まずは一歩から。私たちと一緒に、「働く喜び」を見つけてみませんか?   「できない日」が「ダメな日」にならない場所―B型の本当の役割― https://suzunone.lgc.bz/column/397/ こんにちは、鈴の音です。 「今日はなんにもできなかったな…」そんなふうに感じてしまう日、ありませんか? でも、B型事業所は、そんな日でも安心して過ごせる場所です。 「できない日」が「ダメな日」にならないように。そんな私たちの思いを、今日はお届けします。 ◇今日はうまくいかない、そんな日もある 心や体の状態は、毎日同じではありません。朝起きたときに「今日はなんだかしんどいな…」と感じることは、誰にでもあります。 たとえば、こんな日です。 ・頭がぼんやりして、立ち上がるのもしんどい ・身体が重くて、着替えるのにすら時間がかかる ・気分が沈んで、人と顔を合わせたくない ・理由はないけれど、とにかく何もしたくない ◇できないときにこそ、不安や孤独を感じやすい できる日と、できない日。その差があることは分かっていても、自分自身を責めてしまうもの。 特に障がいのある方は、体調や気分の波に加えて、過去の経験や周囲の目が気になり、「また迷惑をかけるのではないか」「受け入れてもらえないのでは」と不安を抱えやすいです。 言葉にできない気持ちが胸の中にたまっていくと、それだけで心が疲れてしまいます。 そんなときこそ、安心できる場所が必要です。 ◇“ここにいること”が、明日につながる 誰にでも、「今日は座っているだけで精一杯」という日があります。 でも、無理なく過ごす時間が、心を少し落ち着けたり、次の一歩につながることもあります。 何もできなかった日に、「明日は少しできるかもしれない」という希望が見えることもあります。 B型事業所は、その小さな芽を見守り、育てていく場所でもあるのです。 ◇がんばれない日も、どうか来てください たとえ作業ができない日でも、どうぞ顔を見せてください。 「来てくれてありがとう」と、私たちは心からお迎えします。 誰かに合わせようとしなくてもいい。ゆっくり歩いても、止まってもいい。 「今日は鈴の音に来れた」という、それだけで本当によくがんばっていると思います。 鈴の音は、「がんばれなかった日」を「来てよかった日」に変えていける場所でありたいと願っています。   自立に向けたステップアップ、B型からその先へ https://suzunone.lgc.bz/column/393/ こんにちは、鈴の音です。 「いずれは自立して働きたい」「自分なりにステップアップしたい」——そんな想いを胸に、B型事業所に通っている方も少なくありません。 けれども、その先の道筋は人それぞれ。今回は、B型からのステップアップについて考えてみたいと思います。 ◇B型を卒業したその先に見える未来 就労継続支援B型は、体力や精神的な負担を調整しながら、自分のペースで働ける場所です。 しかし、中には「もっとできることを増やしたい」「社会にもう一歩踏み出したい」と感じる方もいます。 そうした方にとって、B型は“通過点”となることがあります。 未来のイメージは人それぞれですが、就労移行支援を経ての一般就労や、A型事業所への移行など、一人ひとりに合った道が見えてきます。 ◇就労移行支援やA型など、選べる選択肢 ステップアップの先にある選択肢としては、以下のような支援制度があります。 本人の体調や希望、生活リズムなどに合わせて、最適な道を選びましょう。   就労移行支援: 企業等での一般就労を目指すために、最大2年間の訓練や実習を受けられるサービスです。履歴書の書き方や面接練習、職場体験など、就職に向けた実践的な支援が受けられます。 就労継続支援A型 雇用契約を結んで働ける福祉サービスです。最低賃金が保証され、より安定した働き方を希望する方に向いています。 ◇ステップアップのための準備期間を大切に 「次のステップへ」と考えたとき、急いで進むのではなく、まずは土台づくりから始めることが大切です。 具体的には、以下のような取り組みを積み重ねると、自信や安心につながります。 焦らず、できることから始めてみましょう。 生活リズムを整える 体力や集中力を少しずつ高める 自分の得意や苦手を知る 周囲の人との関わり方に慣れる ◇鈴の音がそばにいるから、一歩を踏み出せる ステップアップを考えるとき、背中を押してくれる誰かの存在は心強いものです。 鈴の音では、日々の関わりの中で「その人らしい次の一歩」が見つかるよう、いっしょに考え、寄り添いながら支援しています。 進む先は人それぞれ。A型や就労移行支援、一般就労を目指す方もいれば、「今の場所で、自分のペースで働き続けたい」という選択もあります。 そしてB型の“卒業”はゴールではありません。これからも“一歩ずつ進んでいける場所”で歩みを続けられるのが、なにより大切だと私たちは考えます。 「将来が不安…」B型で働く親子のリアルな悩み https://suzunone.lgc.bz/column/402/ こんにちは、鈴の音です。 B型事業所を利用している親子には、さまざまな立場と悩みがあります。 障がいのある子どもを支える親、そして障がいのある親を支える子ども——それぞれの状況には、将来への不安や日常の葛藤が伴います。 今回は、多くのご家庭で聞かれる悩みに触れながら、鈴の音でできる支援をご紹介します。 ◇親が障がいのある子どもを支える家庭の不安と備え 障がいのある子どもを支える親御さんが高齢になっていくなかで、親子それぞれに生まれる不安や備えについて考えます。 ≪親の不安点≫ ・親が高齢になったとき、子どもの生活や見守りはどうなるのか? ・住まいや金銭面、日中の居場所など、課題が多い ・長生きして見守りたい気持ちと、介護が必要になる不安との葛藤 ≪障がいのある子どもの不安点≫ ・ここでずっと働けるのか不安 ・一人暮らしに自信がない ・変化が怖く、今のままが安心 ≪支援のヒント≫ 将来に備えるには、グループホームや地域移行支援といった制度を早めに知り、少しずつ情報を集めるのが大きな助けになります。不安を言葉にするのが難しい子どもに対しては、相談支援専門員との面談や日々のやりとりを通じて、将来のイメージを一緒に描いていく支援が大切です。 ◇子どもが障がいのある親を支える家庭の悩みと支援 親に障がいがあり、子どもがその生活を日常的に支えている場合、若者が家族のケアを担う「ヤングケアラー」となっているケースがあります。 ≪若者の不安点≫ ・親の暮らしを自分が支えなければと感じる ・家計や生活の不安で進路や仕事をあきらめることがある ・制度を知らず、不安を抱え続けている ≪障がいのある親の不安点≫ ・子どもに頼らざるをえないことへの申し訳なさ ・自分の障がいが子どもの未来を狭めてしまうのではという不安 ≪支援のヒント≫ 障がいのある親を支えることが日常となっている若者にとって、その役割の重さは計り知れません。学業や就労に影響が出る前に、福祉相談窓口などを活用して支援につなげることが大切です。 親の思いにも寄り添いながら、家族全体が無理を抱えこまずに暮らせる支援体制を考えていく必要があります。 ◇不安をひとつずつほぐしていくために、鈴の音ができること 鈴の音では、就労支援を通じて「自分でできることを少しずつ増やす」ことを大切にしています。 相談支援専門員や地域の福祉機関と連携し、生活面・将来設計のサポートもおこなっています。 不安はすぐには消えませんが、人と話すことで見えてくる希望もあります。誰もひとりで抱え込まないように、鈴の音がそっと寄り添っていきます。   就労継続支援A型とB型の違い—どっちが向いてる? https://suzunone.lgc.bz/column/391/ 「働きたいけれど、A型とB型、どちらが自分に合っているのか分からない」という声をよく耳にします。 どちらも障がいのある方が安心して働ける場を提供する福祉サービスですが、その仕組みや特徴には違いがあります。 このコラムでは、A型とB型の基本的な違いと、それぞれに向いている方の傾向について、分かりやすくご紹介します。 ◇A型とB型の基本的な違い A型とB型では、働き方のスタイルが異なります。それぞれの制度には特徴があり、支援の内容も異なります。 ・A型:雇用契約を結んで働く支援 雇用契約を結び、最低賃金が保証される「雇用型」の支援です。 週に20時間以上の勤務が求められることが多く、ある程度の体力や安定した出勤が必要です。 ・B型:自分のペースで作業する支援 雇用契約を結ばず、個々のペースに合わせた作業をおこなう「非雇用型」の支援です。 体調や気分に合わせて作業時間を調整できるため、無理なく続けやすいのが特徴です。 ◇どちらが向いている?自分に合った選び方 A型とB型には、それぞれ異なる特徴があるため、自分の体調や生活スタイル、将来の目標に合わせて選びます。 どちらが上ということはなく、今の自分の状態に合った選択をするのが大切です。 A型が向いている方: ・安定して通所できる体調や生活リズムがある方 ・将来的に一般就労を目指している方 ・一定の作業スキルや社会性がある方 B型が向いている方: ・体調や気分に波があり、柔軟な働き方を希望する方 ・まずは生活リズムを整えたい方 ・自分のペースで作業に取り組みたい方 ◇就労支援の場は成長のステージ A型もB型も、それぞれの役割を持った「自分の力を少しずつ伸ばしていける場」です。 A型は一般就労につながる実践的なステージとして、B型は生活リズムや心の安定、社会との関わりを築く場として、それぞれの大切な役割があります。 B型は「働く」ことだけを目指すのではなく、人とつながることや、日々の中での安心を大切にする場所でもあります。 B型からスタートしてA型に移行する方もいれば、B型での安定した作業を続けるのを選ぶ方もいます。 無理に背伸びをせず、「今できること」から少しずつ積み重ねていくと、それがやがて大きな力になります。 ◇鈴の音でも応援しています 鈴の音では、就労継続支援B型の事業所として、ものづくりを中心とした作業をおこなっています。 作業の内容は、アクセサリーやキャンドルの制作、植物栽培やインテリア木工などです。自分のペースで無理なく取り組める環境づくりを心がけています。 「どんな作業があるの?」「見学してみたい」という方は、お気軽にお問い合わせください。 鈴の音は、「何か始めてみたい」「外に出てみたい」「働いてみたい」――そんな小さな気持ちを、大切に受けとめています。   B型事業所の工賃アップ、うまくいってるところは何が違う? https://suzunone.lgc.bz/column/389/ こんにちは、鈴の音です。 日々、利用者さんと一緒にものづくりに取り組むなかで、「この作業、もっと工賃に結びついたらいいのに」と思うことがあります。 コツコツと続けてきたことが、少しでも形になると嬉しいです。 今回は、B型事業所の工賃アップについて、うまくいっているところに見られる共通点や、そこに隠された工夫をご紹介します。 鈴の音でも、できることから少しずつ取り組んでいきたいと考えています。 ◇工賃アップが大切にされるのは、金額以上の意味があるから B型事業所の工賃は、労働の対価として支払われる最低賃金とは異なり、福祉サービスの一環として位置づけられています。 一般的な雇用契約に基づく賃金ではないため、その金額には幅があり、事業所の状況によって大きく異なります。 鈴の音では時給350円を支給しています。全国平均は約243円(令和4年度・厚生労働省調査)とされており、それよりも高めの水準です(※厚生労働省『就労継続支援事業の現状等について』より)。 自由に使えるお金が少しでもあると、自分で好きなものを買ったり、ちょっとした楽しみを味わえたりします。 自分で働いて得たお金には、金額以上の意味があります。 工賃アップは、自信や働く意欲にもつながります。 だからこそ、私たち支援者にとっても、工賃を高める取り組みは大切なテーマです。 ◇平均よりも工賃が高い事業所に共通すること 全国には、平均を上回る工賃を実現しているB型事業所がいくつかあります。 そうした事業所には、いくつかの共通点が見られます。 ・商品やサービスに工夫がある ある事業所では、地元の果物を使ったオリジナル商品を開発し、地域のイベントやマルシェで販売しています。 売れる工夫を重ねると、注文が安定して工賃アップにつながります。 ・地域との連携がある 農家と協力し、野菜の収穫や出荷をする事業所もあります。 収益が安定するだけではなく、農場での季節ごとの作業は、利用者さんの仕事にリズムを生み、やりがいも深めます。 ・企業との継続的な取引がある 工場や小売店などから作業を受託し、封入や組立といった業務を安定的に提供している事業所もあります。 作業内容が比較的シンプルで手順が明確なため、取り組みやすく、成果が出やすいのです。 ◇「うまくいっている」の裏にある、小さな努力 こうした工賃アップの成果の裏には、支援者たちの丁寧な取り組みがあります。 たとえば、体調に合わせた作業時間の調整や、販売先の声を反映した商品改良、納期や品質への細かな配慮など。 日々の小さな積み重ねが、信頼や結果につながります。 ◇鈴の音でも、できることからコツコツと 鈴の音でも、工賃アップを目指して日々の取り組みを積み重ねています。 鈴の音が全国平均よりも高い水準の工賃を実現できている背景には、日々の工夫があると感じています。 たとえば、販売につながる商品づくりや、利用者さんの得意を活かした作業の工夫、支援員による声かけや調整など。 目立たないけれど丁寧な積み重ねが、少しずつ成果に結びついているのかもしれません。 今後も、アクセサリー制作やキャンドル作りに加え、利用者さんの得意を活かせる新しい作業にも挑戦したいと考えています。 大きな一歩ではなくても、小さな変化が未来をつくると信じて、これからも、利用者さんと共に歩んでいきたいです。   「就労B型」って、なんで“働く場所”じゃなくて“福祉サービス”なの? https://suzunone.lgc.bz/column/387/ こんにちは、鈴の音です。 「就労継続支援B型」という言葉を耳にしたことはありますか? 年配の方の中には、「作業所」と呼ばれていた頃の印象を持つ方もいらっしゃるかもしれません。けれども今は、日々の暮らしに寄り添う“福祉サービス”として位置づけられています。 今回は、「就労継続支援B型」が“働く場所”ではなく“福祉サービス”として考えられている理由について、鈴の音の思いも交えてお伝えしていきます。 ◇就労B型は「労働」ではなく「支援」の場 就労継続支援B型では、企業のように雇用契約を結ぶわけではありません。 利用者さんは従業員ではなく、福祉サービスを通じて支援を受ける立場です。 作業に対して支払われるのも給料ではなく「工賃」。 収入を得るためというより、活動の励みとして、B型事業所が支給しています。 ◇福祉サービスだからこそ、一人ひとりに合った形で関われる 就労B型では、体調や生活状況に応じて参加の頻度や作業の量を調整できます。 週に1回だけの通所でも大丈夫。無理のないペースで取り組めるからこそ、生活リズムが整い、心と体の安定につながります。 ◇心穏やかに過ごせる“居場所”であることが大切 作業の内容よりも、落ち着いて過ごせる空間や人とのあたたかいふれあいを重視しています。 福祉の専門職が関わり、利用者さんに「ここで過ごすと安心できる」と感じてもらえるような、あたたかな雰囲気づくりを大切にしています。 ◇将来の選択肢も応援 希望すれば、就労B型に長く通い続けることもできます。 ほかには、体調や目標に応じて、A型や一般就労へと進む道も開かれています。 一人ひとりのタイミングを大切にしながら、必要なときにそっと背中を押せる――。就労B型は、そんな柔らかな支援の場です。 ◇作業を通して“社会とつながる実感”を育む 就労B型では、作業や日々の活動を通して、社会の中に自分の居場所があると感じられます。 挨拶や会話、小さな気遣いといった関わりが、社会とつながる実感や、自信を育むきっかけになるのです。 ◇鈴の音では、利用者さん一人ひとりを大切にする関わりを心がけています 私たちは、障がいのある方それぞれの暮らしを一緒に考えていきます。 「働くこと」も、「休むこと」も、利用者さんのペースで大丈夫。鈴の音が、あなたの“今”に寄り添う居場所になれたら嬉しいです。 「B型就労って何するの?」に答える3つの視点 https://suzunone.lgc.bz/column/399/ こんにちは、鈴の音です。 「B型事業所って、どんなことをするのだろう」「自分にもできるだろうか」 そんな不安や戸惑いを抱えながら、新しい一歩を考えている方もいるかもしれません。 今回は、実際に通っている方々の姿を通して、B型事業所での取り組みや日々の過ごし方を、3つの視点からご紹介します。 それぞれの歩みに込められた思いや工夫から、B型の役割や魅力が少しでも伝われば幸いです。 ◇B型の利用者さんには、さまざまな状況がある B型事業所には、以下のように、さまざまな事情や背景を持つ人たちが通っています。 障害者手帳を持っている方だけでなく、医師の意見書などにより必要と判断された方も利用しています。 ・体調に波があり、毎日は通えないけれど、週に数回の通所を続けている人 ・人との会話が得意ではないものの、少しずつ挨拶ややりとりができるようになった人 ・一般就労から環境を変え、体調や生活に合わせてB型で働いている人 こうした多様な状況にある人たちが、それぞれのペースで日々を積み重ねています。 ◇“その人らしい”日々の積み重ねから見えてくる3つの視点 B型事業所では、利用者さん一人ひとりが、自分に合った形で毎日を重ねています。 ここでは、その日々から見えてくる3つの視点をご紹介します。 ★視点1【生活のリズムを育てる】 朝起きて出かける、決まった時間に通所する。 その繰り返しが、少しずつ生活の土台を作っていきます。 「行けた」「今日も来られた」という実感が、日々の自信につながります。 ★視点2【成功体験が自信につながる】 軽作業や手仕事、創作活動などを通して、「やってみようかな」「できたかも」という気持ちが生まれます。 失敗してもやり直せる環境の中で、小さな成功体験を重ねることが、自然と自信へとつながっていきます。 ★視点3【人との関わりに少しずつ慣れていく】 スタッフとの会話や仲間との何気ないやりとり。 深く話さなくても、同じ作業をしながら少しずつ人と関わることで、距離が縮まっていくことがあります。 ちょっとした声かけやあいさつの積み重ねが、人との関わりへの苦手意識を和らげていきます。 ◇一歩ずつ、自分のペースで B型事業所は、「頑張りたいけど不安がある」「今の自分にできることから始めたい」 そうした思いを受けとめる場所です。 鈴の音では、見学や体験も随時受け付けています。 自分に合った過ごし方を、少しずつ見つけていけるよう、これからもともに歩んでいきます。 「B型はただの遊び場?」働き方の本質を考える https://suzunone.lgc.bz/column/375/ こんにちは、鈴の音です。 B型事業所のことを「遊んでばかり」「楽しそう」と言われることがあります。 笑顔が多く、のびのびと過ごす様子が、そんなふうに見えるのかもしれません。でも、私たちにとって“楽しい”は“ふざけている”のではありません。 そして、“のんびり”は“何もしていない”わけでもありません。 今回は、B型事業所という場所に向けられる「ただの遊び場では?」という視線に対して、私たちが大切にしている“働くということの本質”を、一緒に考えてみたいと思います。 ◇“遊んでるだけ?”の奥にあるもの 手作業をしながら談笑する姿、ゆっくりとしたペースでの作業、ほっと一息つく時間。 その光景だけを切り取ると、確かに「仕事」とは違うように見えるかもしれません。 でもB型事業所には、「毎日ここに来られるようになるまでに長い時間がかかった方」がいて、「初めて道具を手に取って作業できた」という一歩があります。 遊んでいるように見える笑顔の裏には、その人だけが知る勇気や努力が、隠れているのです。 ◇変わりゆく“働き方”の価値観のなかで ここ数年、「働くこと」の価値観は大きく変わりつつあります。リモートワーク、副業、ワークライフバランスといった言葉が広がり、働き方はひとつではなくなりました。「成果」だけでなく、「自分らしさ」や「心地よさ」を重視する声も増えています。 そんな時代の流れのなかで、B型事業所での取り組みもまた、“働き方のひとつ”として、確実に見直され始めています。 “会社に勤めて給料をもらうこと”だけが働くことではありません。たとえペースがゆっくりでも、社会とつながり、自分の居場所を築いていくB型での営みは、「働く」ということの大切なかたちのひとつです。 ◇楽しさは、力になる 鈴の音では、入居者さんが心から「やってみたい」と思える作業を大切にしています。 作業に夢中になっているとき、誰かと笑い合いながら手を動かしているとき―― その“楽しい”気持ちは、継続の原動力であり、やがて「誇り」に変わっていきます。 心が動く時間は、生きる力を育ててくれます。 笑顔が多いのは、むしろ自然なことです。 ◇「誰かのためにできた」その一歩が、働くということ ビーズのアクセサリー、火山灰を使ったキャンドル、育てた植物。 鈴の音の利用者さんがつくる作品には、あたたかな手のぬくもりと「誰かに喜んでほしい」という想いが込められています。 B型事業所は、ただの遊び場なんかじゃありません。 人生を取り戻す場であり、自信を育てる場所であり、未来への一歩を踏み出す出発点です。 鈴の音は、これからも「その人らしく働く」を支えながら、丁寧に、静かに、ともに歩んでいきます。   B型の未来はどうなる? これからの福祉と働き方 https://suzunone.lgc.bz/column/373/ こんにちは、鈴の音です。 「この先、どんな働き方が残るんだろう?」そんな話をよく見聞きするようになりました。 AIやロボットの進化が進む中、福祉の現場でも少しずつ働き方の変化が見られます。 中でもB型事業所は、新しい働き方の可能性をひらく場所として注目されています。今回は、そんなB型事業所の“これから”について、少しだけお話しします。 ◇働くことを見つめ直せるB型事業所 B型事業所とは、障がいのある方が、一般企業での就労がむずかしい場合に、自分のペースで作業に取り組める福祉の場です。 といっても、ただ「働く練習の場所」というだけではありません。一人ひとりの「できること」や「やってみたい」に寄り添いながら、「働くってなんだろう?」を一緒に考え、育てていく場所です。 ◇ものづくりや地域とのつながりが広がる今のB型事業所 最近では、取り組める仕事の種類もどんどん広がっています。インテリア木工や手づくり雑貨の制作、植物の栽培に加えて、カフェでの簡単な調理補助や、データ入力などのパソコン作業を行う事業所もあります。 「得意」や「好き」が仕事になる世界が、少しずつ広がっているのです。また、地域とつながるイベントに参加したり、SNSを使って作品を紹介したりと、「外」とのつながりも深まっています。 支援する側とされる側ではなく、ともに考え、ともに形にしていく。そんな空気が、少しずつ、でも確実に芽吹いてきています。 ◇安心して働き続けることも、ステップアップすることもできる福祉のかたち 福祉は「守られる場所」というイメージがあるかもしれません。でも、これからの福祉は「可能性を育てる場所」へと変わっていくはず。働くことが自信になり、生きがいにつながり、そして少しずつ社会へと広がっていく。B型事業所には、そんな未来を支える力があります。 もちろん、一般就労を目指す道もあれば、ここでずっと安心して働く道もあります。どちらも、その人にとっての“正解”です。 ◇鈴の音では、ひとりひとりの「できた!」が毎日を照らしています 鈴の音では、ビーズでキラキラした指輪を作る人、植物に水をあげる人、木の香りを楽しみながら作業する人など、それぞれが自分のペースで過ごしながら、小さな達成感を重ねています。「できたね!」の言葉に笑顔が咲く、その瞬間が、何よりの宝物。AIや機械化が進んでも、人の手でつくるあたたかさや、誰かの役に立つという実感、地域とのつながりの中で生まれる価値は、これからもなくなることはありません。B型事業所のしごとは、そんな“人らしい働き方”を未来につないでいくものだと、私たちは信じています。   B型事業所が地域に貢献できることとは? https://suzunone.lgc.bz/column/371/ こんにちは、障がいのある方と地域をつなぐ、鈴の音です。 B型事業所は、就労継続支援の場として知られていますが、ただ働く場所というだけではありません。 そこから生まれる“地域へのあたたかい貢献”が、静かに、でも確かに広がっています。 ◇地域の誰かを思いながら生まれる手しごと B型事業所では、軽作業や製品づくり、農作業などを通して、地域に向けたさまざまな「ものづくり」がおこなわれます。 地域のイベントで製品を販売したり、福祉施設や企業と連携した作業を担ったりしながら、地域の一員としての役割を果たしています。 たとえば鈴の音では、グリーン部門と雑貨部門の活動を通じて、誰かの暮らしに寄り添う作品を丁寧に作っています。 キャンドルやアクセサリーは、贈り物としても人気があり、地域の方から「とても喜ばれた」という声が届くこともあります。 ◇地域に届ける“やさしいしごと” 多くのB型事業所では、清掃活動や公園の整備、地域の美化活動などにも取り組んでいます。 日々の仕事が地域の快適な環境づくりに役立ち、利用者さん自身の誇りにつながります。 たとえば鈴の音では、植物の世話やインテリア木工を通して、地域の店舗やイベントを彩る活動を行っています。 「部屋が明るくなった」といった声が届くたび、小さな達成感が積み重なっていきます。 ◇貢献とは、誰かにとっての“うれしい”を増やすこと B型事業所の活動は、直接的な収益や経済的な利益を目的としたものではなく、「誰かのために何かができる」ことを重視します。 それは、地域社会の中で自然なかたちでつながりを育み、あたたかい気持ちが通い合う関係を築くための大切な一歩です。 誰かのくらしをほんの少し彩ること、気持ちがやわらぐ時間を届けること—— それもまた、地域への確かな貢献だと私たちは思っています。 ◇これからも地域に根ざした鈴の音でありたい 私たちは、利用者さんが地域と自然につながれる場を大切にしています。 作品を通じて「うれしい」「ありがとう」が行き交う時間は、利用者さんだけでなく、地域の方にも笑顔をもたらしてくれるからです。 これからも鈴の音は、“できること”をひとつひとつ丁寧に届けながら、地域に根ざした存在であり続けたいと願っています。   B型の仕事って社会の役に立ってるの? 知られざる影響力 https://suzunone.lgc.bz/column/369/ こんにちは、鈴の音です。 障害のある方が通う就労継続支援B型事業所。 そこではどんな仕事をしていて、社会の中でどんな意味を持っているのでしょうか?「本当に役に立っているの?」と感じることもあるかもしれません。 そんな気持ちに、私たちの現場からお応えします。 ◇身近で多彩なB型事業所の仕事 就労継続支援B型事業所では、障害のある方が自分のペースで働けるよう、こんな仕事があります。 農作業や清掃など、体を動かす作業 軽作業(封入や袋詰めなど) パンやお菓子づくり、カフェの運営 手芸や雑貨づくり 「工賃」という形で支払われる報酬は、全国平均で時給250円ほど。鈴の音でも時給350円です。 決して十分とはいえませんが、自分の手で作ったものが「ありがとう」と受け取られる経験は、大きな励みになります。 それが、誰かの役に立っているという実感につながります。 ◇鈴の音のグリーン部門と雑貨部門 鈴の音には「グリーン部門」と「雑貨部門」があり、それぞれに楽しくてやりがいのある仕事ができます。 ・グリーン部門 植物栽培では、苗づくりや植え替え、水やりなどをています。 そして、インテリア木工では、その植物を板に取り付け、インテリアとして仕上げていきます。 ・雑貨部門 ビーズを使ったアクセサリーや、インテリアや贈り物に人気のキャンドルを制作しています。 特に、鹿児島の火山灰や軽石を使ったキャンドルはユニークで好評です。 それぞれの活動に共通しているのは、楽しさや達成感を感じながら働けることです。丁寧に心を込めて作ったものが誰かのもとに届くことを思いながら、日々の作業に取り組んでいます。 ◇「ありがとう」で感じる社会とのつながり 作った作品をイベントで販売したり、地域のお店に納品したりすることで、利用者さんは社会とつながっていると実感できます。 「かわいいですね」「ありがとう」と言ってもらえると、心がパッと明るくなります。「誰かが喜んでくれた」という経験が、小さな自信となって日々を支えてくれるのです。 ◇やさしさが社会に届く 鈴の音で作られた雑貨やキャンドルは、地域の人たちの暮らしにそっと彩りを添えています。 大量生産にはない温かみや、手づくりならではの魅力は、受け取った人の心にもきっと届いているはずです。 「福祉の仕事だからこそできること」が、ちゃんと社会の中に根を張っている。 そんな誇りを持ちながら、今日もまたひとつ、心をこめて作品を作っています。そうして生まれた作品たちは、誰かの手に渡り、日々のくらしにやさしい彩りを添えているのです。   「B型の仕事は単純作業ばかり?」—意外な仕事を紹介! https://suzunone.lgc.bz/column/367/ こんにちは、鈴の音です。 今回は「B型の仕事は単純作業ばかり?」という疑問にお答えしながら、実はこんな仕事もあるんです!という意外な仕事の一例をご紹介します。 B型事業所に少しでも関心のある方や、これからの働き方を考えている方の参考になれば嬉しいです。 ◇B型事業所で見つかる、多様な仕事のかたち B型事業所と聞くと、封入やシール貼りなど、単純な軽作業を思い浮かべる方が多いかもしれません。たしかに、そのような作業を提供している事業所も多く、集中力や丁寧さを活かせる大切な仕事のひとつです。 ただし、それだけではありません。事業所によっては、個々の特性や得意を活かした多彩な仕事が用意されており、選択の幅は広がっています。 ◇創造力も活かせる!多彩な仕事をご紹介 B型事業所の中には、「こんな仕事もあるんだ!」と驚くようなユニークな活動をしているところもあります。 創作やものづくり、接客や農作業など、その内容は実にさまざま。ここでは、実際に行われている多彩な仕事の一部をご紹介します。 【ハンドメイド・アート系】 アクセサリー作り、ポストカードやイラストの制作、陶芸など、創造力を活かせる仕事が注目されています。 完成した作品は、イベントやネット販売を通じて多くの人の手に届くことも。 【食品・カフェ系】 クッキーやパン作り、ジャムの瓶詰めなどの製造作業、またカフェでの調理補助や接客など、飲食を通じた仕事も広がりを見せています。 味や見た目に工夫をこらし、地域に愛される存在になっている事業所もあります。 【農作業・自然系】 無農薬野菜の栽培、花の手入れ、ガーデニングなど、自然とふれあう仕事も人気です。 土に触れることでリフレッシュにもなり、季節の移ろいを感じながら働ける魅力があります。 【クリエイティブ・IT系】 パソコンによるイラスト制作や名刺デザイン、簡単な動画編集などに取り組む事業所もあります。 時代に合わせた仕事のかたちが、B型でも少しずつ広がっています。 ◇「できる」を積み重ねて、自信になる日々 B型事業所では、「その人に合った仕事」を探すのが大事です。 得意なことを伸ばしたり、少しずつ挑戦の幅を広げたり。 自分のペースで「できた!」を重ねていく日々が、大きな自信につながります。 ◇鈴の音にも、あなたのペースで輝ける場所があります 鈴の音では、一つひとつの作業に、それぞれの良さや意味があると考えています。 「これが誰かの役に立つ」と思えることが、毎日の中で大きな力になります。 無理なく、楽しく、でもちょっとやりがいも感じられるような仕事を通じて、利用者さん一人ひとりが自分らしく過ごせることを願っています。 なたの「やってみたい」を、私たちと一緒に見つけていきませんか?   B型から一般就労へ—その時に必要なこととは? https://suzunone.lgc.bz/column/365/ こんにちは、鈴の音です。 今回は、B型事業所を利用されている方が一般就労へと進む際に、どんな準備や気持ちが大切になるのかについてお話しします。 それぞれの進み方に正解はありませんが、一歩踏み出すときのヒントになれば嬉しいです。 ◇B型事業所で育まれる自信とコミュニケーション力 B型事業所では、体調や気分に合わせて自分のペースで働ける環境があります。 その中で得られるのは、働くリズムと、少しずつ積み重ねていく自信です。失敗も大切な学びのひとつとして糧にしながら、自分なりに前に進んでいける場でもあります。 作業を通じて得た成功体験や、仲間との関わりの中で育まれるコミュニケーション力も、一般就労を目指すうえでの大きな土台になります。 ◇ステップアップは“やる気”と“評価”がそろったとき 「もっと働きたい」「自分の力を試してみたい」と感じたとき、それは一般就労に向けた前向きなサインです。 ただし、やる気だけでなく、職員など周囲の客観的な評価も大切です。 スキルや生活リズムの状態を一緒に確認しながら、次のステップを考えていきましょう。 ◇“働きたい”気持ちをカタチにするための準備 一般就労では働く環境や人間関係が大きく変わるため、事前の準備が欠かせません。 以下のようなことを意識しておくと、スムーズなスタートにつながり、安心して働き続けるための土台になります。 職場のルールや時間の使い方を事前に理解しておく 通勤手段や通勤時間を確認し、無理のない生活リズムを整える 自分の体調や特性、得意なことや苦手なことを整理する 仕事に影響する点について、どのように伝えるかを考えておく ◇自分に合った進み方を選ぶ 準備の進め方には、さまざまなスタイルがあります。たとえば、人に相談しながら進める人もいれば、一人でじっくり考えて整理する人もいます。 「支えてもらう」ことと「自分でやってみる」ことのバランスを、自分に合った形で見つけていきましょう。 それが何よりの力になります。 ◇ 鈴の音が大切にしている“一歩ずつ”の支援 鈴の音では、一般就労を目指す利用者さんに対して、実習や見学の調整、就労先との橋渡しなど、さまざまな支援をおこなっています。 急がず一歩ずつ、一人ひとりのペースを尊重します。 就労に進もうとしたけれど、「まだ準備が足りない」と立ち止まることもあるかもしれません。そんなときも焦らず、一緒に考え直します。 「ここで準備してきた」という安心感を胸に、新しい環境へと羽ばたいていける場所でありたいと願っています。   B型利用者のリアルな声!「ここが良かった」「ここが大変」 https://suzunone.lgc.bz/column/363/ こんにちは、鈴の音です。 B型事業所に通う利用者さんたちは、それぞれのペースで、いろんな思いや経験を重ねながら日々を過ごしています。 今回は、そんな中で利用者さんが感じた喜びや戸惑いを通して、B型事業所でのリアルをいくつかご紹介していきます。 ◇B型事業所で感じた“うれしかったこと” B型事業所に通い始めてよかったと感じるポイントは、人それぞれです。いくつかの例を紹介します。 ・毎日通うことで生活にリズムができた(ゆうじさん・30代) ゆうじさん(30代・仮名)は、対人関係に不安を感じやすく、長く引きこもりがちでした。そんな生活から一歩を踏み出すために、B型事業所を利用しています。毎日通える場所があることで、生活にリズムが生まれ、「朝起きて、出かける理由があるだけで気持ちが違うんです」と笑顔を見せてくれました。 ・自分のペースで取り組める安心感(さきさん・20代) さきさん(20代・仮名)は、周囲の刺激に敏感で、人の多い場所や騒がしい環境では集中できません。 それでも、ひとつの作業にじっくり取り組むことは得意で、「ここは、自分のペースで作業ができるのが嬉しい」と話します。 プレッシャーを感じることなく、落ち着いた環境が、彼女にとって大きな安心につながっています。 ・スタッフとの会話が心の支えに(まさこさん・50代) まさこさん(50代・仮名)は、気持ちが不安定になりやすく、ひとりで過ごすのが生活の負担になることがあります。 「スタッフさんがよく声をかけてくれて、ひとりじゃないって思える」と話してくれる彼女は、日々のちょっとした会話や気配りが、心の支えになっているようです。 ◇慣れるまでに時間がかかったこと 最初からすべてがスムーズだったわけではありません。利用者さんたちは、それぞれの不安や戸惑いを抱えながらも、少しずつ慣れていきました。 ・環境の変化に戸惑いがあったけれど(たけしさん・40代) たけしさん(40代・仮名)は、慣れない環境に強い不安を感じやすく、新しい場所や人との関わりでは、言葉が出にくくなったり体がこわばってしまうこともあります。 「通い始めのころは、知らない人ばかりで緊張していました」とふり返ります。 それでも、スタッフの温かな声かけと、毎日の小さな積み重ねにより、今では人との距離感を保ちながら、自分なりに過ごせるようになってきました。 ・作業を覚えるのに苦労したけれど(あやさん・30代) あやさん(30代・仮名)は、手順を理解したり覚えたりするのに時間がかかり、新しい作業にはなかなか取り組めません。 「作業の手順を覚えるのが最初は難しかったけど、同じことを何度も優しく教えてくれて助かりました」と話してくれました。できなかったことが、できるようになる喜びが、日々の励みになっているようです。 ◇安心して過ごせる場所を目指して スタッフは、利用者さんの不安や緊張を和らげるために、無理のない関わり方や、その日の体調に合わせた配慮を大切にしています。 鈴の音では、利用者さんが自分らしく過ごせるよう、一人ひとりの気持ちに耳を傾け、そっと寄り添う支援を大切にしています。「やってみようかな」と思えたときに、安心して踏み出せる場所でありたい——そんな思いを胸に、日々の時間をともにしています。 「B型なら適当に働ける?」と思ってる人に知ってほしいリアル https://suzunone.lgc.bz/column/354/ こんにちは、「鈴の音」です。 今回は「B型なら適当に働ける?」と思っている方へ、鈴の音での実際の様子をお届けします。 B型事業所には、ゆったりとした雰囲気や、自分のペースを大切にするイメージがあります。 でも、それが「適当に働いている」と思われてしまうことも…。そんな誤解を少しでもなくせたらと、鈴の音の現場からお話しします。 ◇自分のペースで働けるB型事業所 B型事業所は、一般就労が難しい方が、自分に合ったペースで働ける場所です。 仕事は軽作業が中心で、体力やスキルに合わせて選べます。 鈴の音でも、植物栽培やクラフト制作など、ものづくりを中心にさまざまなお仕事をおこなっています。 A型との違いは「雇用契約があるかないか」です。B型は雇用契約がない分、体調や気分に合わせて柔軟に働けます。「無理なく続ける」がモットーです。 ◇適当に働いてるわけじゃない 「B型は適当に働いているんじゃない?」そんなふうに感じる方もいるかもしれません。 でも実際には、一人ひとりが「その日できること」を一生懸命やっています。 例えば、体調がいい日はたくさん作業をこなす一方、今日は少しだけ、という日もあります。 どちらも大切な一歩。無理に頑張るのではなく、長く続けることが大切です。 ◇こころも体も安心して働ける鈴の音 鈴の音では、日々の過ごし方そのものが、その人らしいリズムを育てる大切な時間だと考えています。例えば、こんな働き方です。 ・自分のペースを大切に 体調や気分に合わせて、作業時間や作業量を調整できます。 無理なく、自分のペースで取り組める環境を整えています。 ・できた!を増やすサポート スタッフがこまめに声をかけたり、手助けしたりしながら、「できた!」の喜びを積み重ねていきます。 できることが増えていくと、自信も少しずつ育っていきます。 ・無理をさせない工夫 焦らず、比べず、自分のリズムを大切に。 居心地のよさを意識しながら、途中でひと息つくのも大事です。 ◇手を動かすよろこび、育てるたのしさ 作業の中には、手を動かしながら気持ちが落ち着いたり、自分の好きなことに気づけたりする瞬間があります。 鈴の音では、以下のようなお仕事に取り組んでいます。 ≪グリーン部門≫ 植物の栽培や、育てた植物を飾るインテリアづくりに関わる作業です。 • 苗づくり • 植え替え • 水やり • 板(土台)づくり • 植物の板付け ≪雑貨部門≫ アクセサリーやキャンドルなど、手作業で心を込めた作品づくりをしています。 • ビーズを使ったリングやネックレス作り • ガラスコップ入りのシンプルなキャンドル制作 • 鹿児島ならではの火山灰や軽石を使ったユニークなキャンドル制作 • クリームソーダやフルーツを模したかわいいキャンドル制作 どの作業も、自分のペースで進められるので、ものづくりが好きな方や、自然に触れながら作業したい方にぴったりです。 ◇ご家族の方にも知ってほしいこと 「B型なら適当に…」というイメージは、実際とは異なります。鈴の音では、その人らしさを大切にしながら、心地よく過ごせる場所づくりに努めています。ご家族の方にも、その様子をぜひ知っていただけたらと思います。 無理なく、でも少しずつ前に進める。鈴の音は、そんな場でありたいです。 興味のある方は、ぜひお気軽に見学やご相談にお越しください。   B型って楽すぎる?~本当のB型を知ってほしい~ https://suzunone.lgc.bz/column/352/ 「B型って楽すぎる」と感じている方もいるかもしれません。 でも、本当にそうでしょうか?今回は、B型事業所の日常で、どのような日々が過ごされ、どんな時間が流れているのか、その様子をお伝えしていきます。 ◇自分のペースで働けるから「楽そう」? B型事業所では、自分のペースに合わせて取り組める環境が整えられています。 作業内容も、負担がかかりすぎないように工夫されていて、安心して続けやすい雰囲気です。 こうした特徴から、「楽そう」という印象を持たれることがあるのかもしれません。 でも、その「楽そう」に隠れているのは、自分のタイミングで一歩を踏み出し、社会とつながるために大きな勇気を出している利用者さんの姿です。 ◇一人ひとりの挑戦を支える場所 B型事業所は、「楽」と思われることもありますが、実際には利用者さん一人ひとりが、自分の体調や気持ちと向き合いながら、一歩ずつ挑戦を続ける場所です。家から出ることや、決まった時間に通うことが大きなチャレンジとなる方も少なくありません。 ◇安心して続けられるB型を見つけよう B型事業所を選ぶときは、利用者さんが無理なく通えること、そしてご家族が安心できることが大切です。 ・作業内容が自分に合っているか ・事業所の雰囲気が落ち着いているか、または活気があるか ・職員が親切で、丁寧に対応してくれるか ・送迎や通所のしやすさが整っているか 選ぶ際は、こうした点を、見学を通して直接感じてみてください。 「ここなら大丈夫」と思えるなら、安心して長く通い続けられる場所となるでしょう。 ◇鈴の音で、あなたらしい歩みを B型事業所は、「楽そう」に映ることもあるかもしれません。 でも、そこでは利用者さんがそれぞれのペースで、自分なりの目標に向かって歩んでいます。 家を出ること、毎日通うこと、決まった作業をこなすこと――そのどれもが、かけがえのない挑戦です。 鈴の音は、その歩みを温かく見守り、ともに歩んでいく場所でありたいと願っています。 「自分らしく過ごせる居場所」として、社会とのつながりを育む時間を一緒に紡いでいきます。 ぜひ一度、鈴の音を見学して、雰囲気を感じてみてください。   「B型で働いてる自分が嫌だ」—そんな時どうする? https://suzunone.lgc.bz/column/350/ こんにちは、鈴の音です。 ふとした瞬間に「今の自分が嫌だな…」と感じること、ありませんか? それはB型事業所で働く人だけでなく、障がいのない人でも、誰にでも訪れる気持ちです。 「なんで自分はこんななんだろう」と悩んだり、「もっとできるはずなのに」と焦ったり。 そんな思いが、心にそっと影を落とすことがあります。 今回は、そんな時に自分とどう向き合えばいいのか、一緒に考えてみましょう。 ◇「こんな自分が嫌だな…」と思うときは、誰にでもある どんな場所で働いていても、どんな環境でも、「このままでいいのかな?」と感じる瞬間があります。 B型事業所で働いていると、「もっと頑張らなきゃ」と焦ったり、 周りと比べて自信をなくしてしまうこともあるかもしれません。 でも、それはあなただけの悩みではありません。 誰もがそんな思いを胸に抱えながら、今日も一日を過ごしています。 ◇無理にポジティブにならなくていい 「頑張らなきゃ」「前向きにならなきゃ」と、つい自分に厳しくしてしまうことがあります。 でもそんなときこそ、「ちょっと立ち止まってみよう」と、心が教えてくれているのかもしれません。 「嫌だな」と思う気持ちに、静かに目を向けてみましょう。 その気持ちを無理に消そうとせず、そっと眺めるだけでも大丈夫です。 その気持ちを抱えたままでも、少しずつ進んでみてください。 ◇人と比べると、他の人が良く見えてしまうこともある 誰かと比べてしまう気持ちは、自然なことです。 「自分は全然できていない」「あの人はすごくがんばっているのに…」 そうやって見つめていると、他の人がどんどん輝いて見えて、 自分だけが取り残されている気持ちになります。 でも、それは「比べる目線」が、ちょっと厳しくなっているだけかもしれません。 今のあなたに、もう少し優しい目を向けてあげてください。気づいていないだけで、あなたの中にも素敵なところがたくさんあります。 人と比べる必要はありません。 大切なのは、あなたのペースで、あなたの道を歩いていくことです。 ◇鈴の音は、あなたの「そのまま」を大切にします 鈴の音は、一人ひとりのペースを大切にし、あなたがあなたらしくいられる場所を目指しています。 迷いや不安がある日も、そのままのあなたを受けとめ、そっと寄り添います。 あなたの歩幅で、少しずつ前に進んでください。私たちはいつも応援しています。   B型の「仕事」って言うけど、実際はどこまで仕事なのか? https://suzunone.lgc.bz/column/348/ こんにちは、鈴の音です。 B型事業所と聞くと、「仕事をする場所」というイメージを持つ方が多いかもしれません。 でも、その「仕事」って、一体どんな意味や役割があるのでしょう? 今回は、鈴の音で取り組んでいるB型事業所の「仕事」について、わかりやすくお話ししたいと思います。 ◇B型事業所での「仕事」とは B型事業所の「仕事」は、いわゆる一般企業での「労働」とは少し違います。 B型は、障害や体調に合わせて自分のペースで作業に取り組む場所です。 そのため、毎日フルタイムで働くわけではなく、大切なのは無理のない範囲で「できる作業」を続けていくことです。 作業に対しては、お給料として工賃が支払われますが、それはあくまでも「できる範囲で取り組む姿勢」が反映される形になっています。 ◇鈴の音で取り組んでいる作業内容 鈴の音では、利用者さんが楽しみながらできる作業を大切にしています。 「仕事」といっても、手を動かすだけではなく、作業の合間のおしゃべりや、仲間と協力しながら完成させる喜びが、とても大切な時間です。 【グリーン部門】 ・植物栽培 苗づくりや植え替え、水やりをおこない、植物の成長を間近で感じながら取り組める作業です。 季節の移り変わりとともに植物が育つ姿にやりがいを感じられます。 ・インテリア木工 育てた植物をより魅力的に見せるため、板(土台)を作り、植物を板に取り付ける作業です。 手作業で丁寧に仕上げることで、空間を明るく彩るインテリアになります。 【雑貨部門】 ・アクセサリー作り 人気のビーズを使い、リングやネックレスを一つひとつ丁寧に仕上げていく作業です。 身に着けることで暮らしを彩る、素敵な作品が生まれています。 ・キャンドル作り インテリアやプレゼントとして人気があり、ガラスのコップに入ったシンプルなものから、鹿児島ならではの火山灰や軽石を使ったユニークなもの、クリームソーダやフルーツを模したかわいらしいデザインのものまで、バリエーション豊かなキャンドルを制作しています。 ◇「仕事」という言葉の意味 私たちが「仕事」と呼んでいる作業は、実は「生きがい作り」や「社会とのつながり」を生むための大事なステップです。 「誰かの役に立っている」「できた!と言えることが増えた」――そんな小さな達成感が、利用者さんたちの自信につながっています。 だから、鈴の音では「仕事」を義務やノルマのようには考えていません。 ひとり一人が「やってみようかな」と思えた瞬間を大切にしています。 ◇鈴の音で目指していること 鈴の音が目指しているのは、無理なく、楽しく「続けられる」仕事のかたちです。 たとえ短い時間でも、ほんの少しの作業でも、誰かと一緒に取り組むことで、心がふわっとあたたかくなる――そんな毎日を積み重ねたいと考えています。 「仕事」とは、暮らしの一部であり、笑顔のきっかけになるもの。 鈴の音では、利用者さん一人ひとりの歩むペースに寄り添いながら、スタッフみんなで支え合い、ともに明るい未来を描いています。   B型事業所の職員に聞いた「やりがい」と「苦労」 https://suzunone.lgc.bz/column/346/ こんにちは。鹿児島市の就労継続支援B型事業所「鈴の音」です。 今回は、B型事業所で働く職員が感じる日々の喜びや悩みについてお届けします。 支援の中で生まれる、さまざまな想いや出来事。 そんな現場でのリアルな気持ちを、少しでも知っていただけたら嬉しく思います。 ◇利用者さんのペースを大切にした働きやすい環境づくり 就労継続支援B型事業所は、障害のある方が自分のペースで無理なく働ける場所です。 体調や気分に合わせて作業の量や時間を調整したり、途中で休憩を取ったりできます。 職員は、利用者さん一人ひとりに寄り添いながら、その日の様子に合わせた声かけやサポートをします。 「ここなら安心して過ごせる」「自分にもできる」と感じてもらえるよう、日々環境づくりに取り組んでいます。 ◇「できた!」を積み重ねて、自信につなげる取り組み B型事業所では、利用者さんが無理なく作業に向かえる環境の中で、少しずつ慣れていけるようサポートしています。 はじめは不安を抱えたり、緊張した様子だった方も、穏やかな雰囲気の中で安心して過ごすうちに、「これならやってみようかな」と思える瞬間が生まれます。 作業がうまくいったときに「できたよ!」と笑顔を見せてくれたり、「ありがとう」と声をかけてもらったりするのは、職員の大きな励みです。 利用者さんが、社会とつながり、自分の役割を見つけていく歩みに寄り添い、そっと背中を押せるように心がけています。 ◇悩みながらも、より良い向き合い方を目指して 取り組みのすべてが、順調に進むわけではありません。 利用者さんの体調や気持ちは日によって変わるため、職員はその様子をしっかり見守りながら接しています。 「今日は無理をさせていないかな」「どこまで手を貸すべきかな」と悩むことも多いです。 接し方に正解はなく、試行錯誤の連続です。 けれど、チームで支え合いながら、日々「どうしたらより良い関わりができるか」を考え続けることが、職員の大切な役割になっています。 ◇安心と信頼を大切にする鈴の音の支援 鈴の音は、「ここなら自分らしく働ける」と感じていただける場所を目指しています。職員は「誰かの力になりたい」という思いを大切にしながら、力を合わせてサポートします。 安心して過ごせる環境の中で、一人ひとりの歩みに寄り添い、穏やかに見守ること。 それが、鈴の音が大切にしている支援のカタチです。 これからも、利用者さんの小さな「できた」を一緒に喜び合い、共に歩んでいきたいと願っています。   B型利用者さんの「やる気スイッチ」を入れる方法 https://suzunone.lgc.bz/column/344/ ―鈴の音が大切にしている、ひとりひとりの歩幅― 鈴の音には、いろいろな個性を持った利用者さんが通われています。 その日によって気分が違うこともあって、作業が楽しいときもあれば、ちょっとお休みしたくなるときも。 「やる気スイッチ」は目に見えないものだからこそ、焦らず、そっと寄り添うことが大切だと私たちは考えています。 今回は、鈴の音で大切にしている「やる気スイッチ」との向き合い方をお伝えします。 ◇ 「やる気スイッチ」はひとつじゃない 誰かのスイッチが音楽なら、別の誰かはおしゃべりだったり。 鈴の音では、利用者さん一人ひとりの「これならできるかも」という小さなきっかけを大切にしています。 作業に取り組む前に、今日の気分や体調をうかがって、その日その時に合った方法でスタートします。 無理に始めなくても大丈夫。まずは「座ってみる」ことから、一歩を踏み出してみましょう。 ◇ 「できた!」を積み重ねる喜び 鈴の音では、手先が器用な方にはアクセサリー作り、ものづくりが好きな方にはキャンドル制作やインテリア木工など、それぞれの得意や興味を活かしたお仕事を提案しています。 「できた!」という達成感は、少しずつ自信につながり、次の「やってみよう」を生み出します。 小さな積み重ねが、気がつけば大きな成長になっていることも。 そんな利用者さんの変化を、そばで見守らせてもらうのが、私たちスタッフの何よりの喜びです。 ◇ 無理せず、自分のペースで 体調や気分には誰にでも波があります。鈴の音では、「今日は少しゆっくりしたいな」という気持ちがあれば、休むことも大切にしています。 お茶を飲んだり、誰かとおしゃべりしたりしながら、心に負担をかけずに過ごせる時間は大事です。その人らしいペースが一番。 ◇ 鈴の音ならではの、あたたかな居場所 作業を通して「できた」を増やすだけでなく、鈴の音では、お茶の時間やイベントも大切にしています。 「ここに来ると、なんだか気持ちが落ち着く」 ような場所であることが、私たちの目標です。 利用者さんもご家族も、安心して過ごせるため、スタッフみんなで心を込めてサポートしています。 鈴の音で、やる気と笑顔を見つけませんか? 「うちの子、やる気が続かなくて…」 「どんな場所なんだろう?」 そんなご相談も、お気軽にお寄せください。 鈴の音では、利用者さんが自分らしく過ごし、できることを見つけていけるよう、全力でサポートしています。 ぜひ一度、見学にいらしてみてください。 ここから始まる、新しい一歩を一緒に探してみましょう。   「B型から抜け出せない…」は間違い? キャリアアップの実例紹介 https://suzunone.lgc.bz/column/336/ こんにちは、鈴の音です。 「B型から抜け出せない…」そんな不安を感じていませんか? でも、B型事業所の役割はさまざまです。 ステップアップを目指す人にとってはスキルを磨く場となり、安定して働きたい人にとっては自分らしく働ける環境となります。 「B型を卒業しなければいけない」という考えにとらわれすぎず、それぞれのペースで自分に合った道を見つけることが大切です。 今回は、実際の事例を交えながら、B型事業所の多様な可能性について考えてみましょう。 ◇B型からのキャリアアップ、実際にはどうなの? B型事業所に通いながら、A型や一般就労へとステップアップする人は多いです。 大切なのは、「自分に合ったステップアップの方法を見つけること」。急ぐ必要はなく、まず今の環境で経験を積み、自信をつけることが大切です。 就労移行支援を併用したり、職業訓練を受けたりしながら、少しずつ次のステージへ進めます。 ◇キャリアアップの実例紹介 実際に、B型からA型、さらには一般就労へ進んだ方の事例を紹介します。 ・B型から事務職へステップアップ 事務作業が得意な彩花さん(仮名)は、B型事業所で軽作業を続けながら、就労移行支援でビジネスマナーやパソコンスキルを学びました。 最初は「自分には無理かも」と感じていたそうですが、支援員と相談しながらステップアップ。 A型事業所へ移行し、その後、企業の事務補助の仕事に就きました。 ・職業訓練を活かして清掃スタッフに 体を動かす仕事が得意な健太さん(仮名)は、B型で働きながら職業訓練に通い、清掃の仕事を学びました。 A型を経ずに、企業の清掃スタッフとして直接就職。自分の得意なことを活かしながら、無理なく働いています。 ◇キャリアアップだけが正解じゃない B型からA型や一般就労に進む人もいれば、今の環境が一番合っている人もいます。大切なのは、「自分にとって無理のない働き方を見つけること」。 ステップアップを目指すのも素晴らしいし、今の環境で「自分らしく働くこと」を大事にするのも、同じくらい価値のある選択です。 ◇B型で長く働くという選択肢 B型事業所は、就労のステップアップだけでなく、「自分のペースで安定して働ける場」としての役割もあります。すべての人がA型や一般就労を目指す必要はありません。 B型の環境が安心でき、自分らしく働けるなら、それがかけがえのない選択です。実際に、B型でスキルを磨きながら長く働き、安定した生活を送っている方もいらっしゃいます。 周りと比べて焦る必要はありません。あなたのペースで、あなたに合った道を見つけていきましょう。 ◇未来を描こう!鈴の音ができること 鈴の音では、働く力を育てるサポートをしています。「自分に合った働き方を見つけたい」「ステップアップを考えているけれど、どうすればいいかわからない」そんな思いを持っている方は、ぜひご相談ください。 お一人おひとりの状況に合わせたサポートを大切にしながら、これからの道を一緒に考えていきます。未来には可能性が広がっています。自分らしく働く道を見つけていきましょう。   B型の仕事を「つまらない」から「楽しい」に変えるには? https://suzunone.lgc.bz/column/333/ こんにちは、鈴の音です。 B型事業所での仕事について、「単調でつまらない」と感じてしまうことはありませんか? 毎日の作業が決まっていると、飽きてしまいがちです。 でも、少し視点を変えるだけで、仕事が楽しくなることもあります。 ◇ 楽しみながら仕事をするための工夫 B型事業所の仕事を楽しむためには、自分なりの工夫が大切です。 ・目標を立てる 毎日「昨日より1個多く仕上げる」など、手の届く小さな目標を決めると達成感が生まれます。 ・作業の意味を考える 「誰かが使ってくれる」「社会の役に立っている」と考えると、やる気が増します。 ・仲間と協力する 一緒に働く仲間とコミュニケーションを取って仲良くなると、作業が楽しくなります。 ◇ 自分に合った仕事を見つける 「仕事が楽しくない」と感じる場合、自分に合っていない作業をしているのかもしれません。 ・得意なことを探す 手先が器用なら細かい作業、体を動かすのが好きなら荷物運びなど、自分に合った作業を見つけましょう。 ・事業所のスタッフに相談する やりやすい仕事に変更できることもあります。 ◇ 小さな変化を楽しむ 毎日同じ作業でも、ちょっとした変化を加えることで楽しくなります。 ・音楽を聴きながら作業する 気分転換になり集中しやすくなります。ただ、音楽を聴けないルールがあるかもしれないので、事業所に確認しましょう。 ・手順を少し変えてみる 「今日はこの方法でやってみよう」と試行錯誤してみたら、新しい発見があるかもしれません。 ・時間を計って記録する 作業スピードの変化を記録すると、自分の成長を実感しやすくなります。 ◇ B型事業所の仕事を前向きに楽しもう 「仕事は楽しくないもの」と思い込んでしまうと、毎日がつらくなります。 でも、考え方や工夫次第で、少しずつ楽しい時間に変えていけます。 鈴の音では、利用者さんお一人おひとりが無理なく楽しく働けるようにサポートしています。何か困ったことがあれば、気軽に相談してくださいね!   「ゆるく働く」は甘え? いや、むしろ社会の最前線かも! https://suzunone.lgc.bz/column/329/ こんにちは、誰もが自分らしく働ける場所を目指している「鈴の音」です。 みなさんは、「ゆるく働く」という言葉を聞いたことがありますか? 「やる気がない」「甘えている」といった否定的な印象を持たれがちな言葉です。 でも、本当にそうでしょうか? 社会の変化とともに生まれた新しい価値観のひとつとして、「無理なく自分らしく働く」ことを大切にするスタイルが広がっています。 「ゆるく働く」は、単なる甘えではなく、さまざまな人が長く活躍するための、新たな働き方のひとつなのかもしれません。 ◇「ゆるく働く」は、不真面目なこと? 「ゆるく働く」のは、ゆったりとした環境で自分のペースを大切にしながら働くこと。 つまり、無理なノルマを抱えず、自分に合った働き方を選ぶことです。 仕事にはさまざまな形があります。余裕があるように見えて無理をしている人がいる一方で、一生懸命働いていてそれが自然な人もいます。 大切なのは、自分に合った働き方を知ることです。 無理を続けると、心身に負担がかかり、結果的に働けなくなることがあります。 どんな人でも「自分に合った」働き方を見つけることが重要です。 ◇「社会の最前線」としての「ゆるく働く」 じつは、「ゆるく働く」という概念は、すでに世界でも受け入れられています。 その代表的なものが、デジタルノマド会社が提唱する「柔軟な働き方」です。 たとえば、次のような働き方が挙げられます。 ・リモートワーク:職場に通わず、好きな場所で仕事をする ・フレックスタイム制度:決められた時間ではなく、自分のペースで働く 大切なのは、自分に合った働き方を選び、無理なく続けられる環境を整えることです。 支援が必要な人にとっても、「ゆるく働く場」はとても大切です。安心して働けることで、毎日の生活に余裕が生まれます。 こうした環境が広がれば、誰もが自分らしく働ける社会になっていくでしょう。 ◇隠れた力を引き出す場所 鈴の音は、「ゆるく働く」場所でありたいと思っています。 利用者さんお一人おひとりが、自分のリズムで働ける場所。 ここでは、それまで隠れていた本来の力を発揮して、それぞれの能力を社会に生かせます。 「ゆるく働く」は、次世代の新しい働き方のひとつです。私たちは、その価値観を大切にして、実践していきます。   就労B型の工賃を上げるには? 施設ができること、利用者ができること https://suzunone.lgc.bz/column/326/ こんにちは、「鈴の音」です。 就労継続支援B型事業所を利用していると、「工賃をもっと上げられたら…」と思うこともありませんか? 工賃を上げるには、事業所の取り組みや利用者さん自身の努力が必要です。 今回は、工賃が上がりにくい理由と、少しでも収入を増やすためにできることを考えてみましょう。 ◇ 工賃が上がりにくい理由 鈴の音のように時給制を採用している事業所(鈴の音の時給は350円)では、働く時間が増えれば工賃も増えます。 しかし、時給そのものを上げるのは簡単ではありません。 ・ 事業所の収益が工賃に反映されにくい B型事業所では、受注できる仕事の単価が低いため、大幅に売上を伸ばすのが難しいです。 また、一般企業のように利益を直接従業員の給与に反映する仕組みではありません。 事業所では、運営や支援体制の充実を優先するため、工賃の引き上げにつながりにくいのです。 ・ B型事業所の仕事が低単価になりやすい B型事業所が受注する仕事は、比較的単純な作業が中心になりがちで、どうしても単価が低くなります。 事業所が独自の商品を開発して販売する際も、販路の確保が難しく、安定した収益につながりにくいです。 ◇ 施設側ができること 事業所が工賃を上げるためには、仕事の質を向上させ、新たな取り組みをおこなう必要があります。 ・ 仕事の質を向上させる 事業所が工賃を上げるためには、より高単価の仕事を確保しなければなりません。企業と連携し、単純作業にとどまらない業務を受注する工夫が必要です。 また、独自の商品開発を進めてネット販売や地域のイベントを活用し、販路の拡大を目指すのも大切です。 ・ 成功事例を参考にする 工賃アップに成功しているB型事業所では、独自の強みを活かした取り組みがおこなわれています。たとえば、職員のサポート体制を強化して利用者さんの得意な分野を伸ばす工夫をしたり、地域の企業と協力して安定した仕事を受注したりしています。 こうした成功事例を参考にしながら、事業所の特性に合った方法を見つけていく必要があります。 ◇ 利用者さんができること 工賃を上げるためには、事業所の取り組みだけでなく、利用者さん自身の意識や行動も大切です。 日々の作業を通じて、できることを少しずつ増やしていくと、より多様な仕事に挑戦する機会が生まれます。 その積み重ねが、新たな可能性につながっていくでしょう。 ・ スキルアップを意識する できる仕事の幅を広げると、工賃アップにつながる可能性が高まります。 新しい作業に挑戦したり、パソコンスキルや手作業の技術を身につけたりすると、より多様な仕事ができるようになります。 ・ 事業所に意見を伝える 「こんな仕事がしてみたい」「もっとこういう作業があれば挑戦できる」といった意見をスタッフに伝えることも大切です。 事業所側も、利用者さんの声を活かして、新たな仕事の可能性を広げていけるかもしれません。 ◇ できることから一歩ずつ 工賃を上げるためには、B型事業所と利用者さんが互いに協力し、それぞれができることを見つけ、一緒に取り組むことが大切です。 鈴の音は、これからも利用者さんやご家族とともに、一人ひとりに合った働き方を考えていきます。 一歩ずつ、無理なく、自分らしく。 一緒に考えていきましょう。   「B型の工賃が安すぎる」問題—どうすればいい?世界の取り組みをヒントに https://suzunone.lgc.bz/column/323/ 「B型の工賃が安すぎる」——このことは、就労継続支援B型事業所を利用する方々やそのご家族にとって、大きな気がかりのひとつではないでしょうか。 日本のB型事業所では、工賃の低さが指摘されていますが、事業所ごとの活動次第で向上させられる可能性もあります。 今回は、海外ではどのような工夫がされているのか、日本で活かせるヒントを探ってみましょう。 ◇B型の工賃、満足できていますか? 厚生労働省の令和4年度調査によると、B型事業所の平均工賃は月額約17,031円(時給換算で約243円。なお鈴の音は時給350円)です。 同調査では、約70%の利用者が現在の工賃に満足していないと回答しており、多くの利用者さんが「もっと収入を増やしたい」と考えていると分かります。 一方で、事業所側も限られた予算の中で工夫を重ねながら運営しています。 工賃を引き上げるには、事業所の収益向上や制度の見直しなど、さまざまな課題を解決しなければなりません。 ◇ 日本と海外の制度の違い 福祉的就労の仕組みや賃金制度は、国によって異なります。 最低賃金の適用範囲や、企業の障害者雇用義務の有無など、日本とは違う点が多く見られます。 ≪最低賃金の適用状況≫ ・日本では? 日本では、B型事業所では雇用契約を結ばず、作業報酬として工賃が支払われます。 一方、A型事業所では雇用契約を結ぶため、最低賃金が適用されます。 A型とB型のどちらを利用するかは、利用者さんの障害の程度や働き方の希望、支援機関の判断、事業所の受け入れ状況によって決まります。 ・海外では? 海外の国々では、最低賃金の適用状況が異なります。 ドイツやイギリス、フランスでは、基本的に障害のある方にも最低賃金が適用されますが、労働能力が著しく低い場合には適用除外となることがあります。 アメリカでは、障害のある方に特例があり、生産性が低いと判断された場合、雇用主が特別な証明書を取得すれば、最低賃金以下の賃金が認められることがあります。しかし、この制度は人権上の問題が指摘され、廃止に向けた動きが進んでいます。 ≪障害者雇用率の比較≫ ・日本では? 日本では、常時40人以上の従業員を雇用する企業に対し、障害のある方の雇用が義務付けられています。 雇用率は、民間企業で2.5%、国や地方公共団体で2.8%です。従業員100人以上の企業が未達成の場合、納付金を支払わなければなりません。 ・海外では? 海外の障害者雇用制度は国によって異なります。 ドイツとフランスでは、従業員数20人以上の企業に、障害のある方の雇用義務があります。 雇用率は、ドイツが5%、フランスが6%です。未達成の場合には高額な罰則金を支払わなければなりません。 アメリカでは、従業員15人以上の企業に障害者雇用の促進が求められますが、法定雇用率の義務はなく、州ごとに制度が異なります。 ◇ 海外の成功事例を日本で活かすには 海外の成功事例を見ると、企業の雇用義務や公的支援の活用によって、障害のある方の就労環境が整えられていることが分かります。 こうした仕組みを参考にしながら、日本のB型事業所でも実践できる工夫を考えてみましょう。 ・ソーシャルビジネスの活用 イギリスでは、障害のある方が働く事業所が「エシカル消費」や「フェアトレード」の考え方を取り入れ、消費者の共感を得ることで商品の価値を高めています。 日本でも、B型事業所の商品にストーリー性を持たせ、「支援のために買う」のではなく「心惹かれる商品として選んでもらう」ことが大切かもしれません。 ・企業や自治体との協力体制を強化 アメリカでは、企業が福祉事業所と連携し、共同ブランドを立ち上げるケースがあります。 また、北欧では自治体が障害のある方の作った商品を公共施設で販売し、安定した収益を確保する仕組みが整っています。 日本でも、企業や自治体と連携し、B型事業所の製品やサービスを地域で流通させる仕組みを作ることで、工賃向上につながる可能性があります。 ・新しい働き方の模索 クラウドソーシングを活用することで、在宅でできる仕事の機会を増やし、多様な働き方を可能にできます。 例えば、ライティング、データ入力、イラスト制作、動画編集など、パソコンを使った仕事であれば、自宅で作業しやすく、障害のある方でも無理なく働けます。 また、ウェブ上の仕事なら地理的な制約を受けないので、応募の機会も広がり、働き方の選択肢も増えます。 日本でも、B型事業所がクラウドソーシングを活用し、利用者さんがスキルを活かして収入を得る仕組みを作ることで、新たな可能性が期待できるでしょう。 ◇ 未来への一歩 B型事業所の工賃の問題は、制度だけでなく、社会全体の意識や取り組みにも関係しています。 海外の成功事例をヒントに、日本でも新しいアプローチを取り入れながら、より多くの利用者さんがやりがいを持って働ける環境を一緒に作っていきましょう。 B型事業所に関わる全ての人が、自分らしく働き、適正な対価を得られる未来を目指して、私たちにできることを少しずつ実践していきましょう。 B型就労の仕事ってどんなのがあるの? 意外な仕事ランキングTOP10 https://suzunone.lgc.bz/column/318/ かつて、障害のある方の職場では、軽作業や清掃などのシンプルな仕事が多かったので、B型事業所にも、そのようなイメージを持っている方がいらっしゃるかもしれません。 でも近年は、もっと幅広い働き方が提供されています。 「こんな仕事もあるんだ!」と新しい発見につながるような内容です。 今回は、意外と知られていないB型事業所の仕事をランキング形式でご紹介します。 ◇ B型事業所とは? B型事業所は、障害のある方が無理なく自分のペースで働ける職場です。A型事業所(雇用契約を結び、最低賃金が保証される事業所)とは異なり、B型事業所では雇用契約を結ばず、作業に応じた工賃が支払われます。そのため、体調や生活リズムに合わせた負担のない働き方ができます。 「働くことに慣れたい」「生活リズムを整えながら少しずつ仕事をしたい」と考えている方にとって、B型事業所は安心して取り組める環境です。事業所ごとに仕事内容は異なり、軽作業に加えて、クリエイティブな仕事や専門的なスキルを活かせる仕事も増えています。 ◇ 意外な仕事ランキングTOP10 B型事業所の中には、一般的なイメージとは異なる意外な仕事ができるところもあります。ここでは、そんなユニークな仕事をランキング形式でご紹介します。 1. eスポーツ関連業務 ゲームのプレイや配信、イベント運営など、eスポーツに関する業務をする事業所があります。 ゲームが好きな方にとっては、楽しみながらスキルを磨ける環境です。 プロゲーマーを目指すのは簡単ではありませんが、ゲームを通じてコミュニケーション力を向上させたり、動画編集の技術を身につけたりできます。 2. ドローン操作・点検業務 ドローンを活用した業務をおこなう事業所もあります。空撮をはじめ、建物や農地の点検など、さまざまな分野で活用が広がっています。 ドローンの操作を習得するのは、新しい技術を身につけ、集中力や空間認識力を高めることになります。今後も需要が高まる分野なので、将来的に役立つスキルを学べるのも魅力です。 3. アート制作 絵画やデジタルアート、陶芸作品などを制作する事業所もあります。自分の表現を形にし、作品として発信できるのが魅力です。 創作を通じて達成感を味わい、展覧会やオンライン販売をおこなう事業所では、社会とつながる機会も得られます。 作品の評価が自信となり、新たな挑戦への意欲ともなります。 4. 3Dプリンターを使った製作 3Dプリンターを活用し、フィギュアやパーツを製作する事業所があります。 デジタル技術を取り入れたものづくりに挑戦でき、設計から仕上げまでの流れを学べます。 試作品づくりやオリジナルデザインの立体化に取り組む事業所もあり、創造力を活かした仕事ができるのが魅力です。 5. 農業や水産業との連携 農業では、野菜や果物、観葉植物などの育成作業を通じて、自然とともに働く喜びが得られます。 植物を育てる作業は、達成感だけでなく、土の手触りや季節の変化を感じられるのも魅力です。 農薬や肥料の知識を学べる事業所もあり、農業の基礎を身につけられます。 水産業では、牡蠣の種付けや海産物の加工などをおこない、地域の食文化に貢献できます。 自然の中でのびのびと働くことは、心身のリフレッシュにもつながるでしょう。 6. サブカルチャー関連業務 漫画やアニメ、キャラクターデザインなど、サブカルチャーに関連する仕事をする事業所もあります。 イラスト制作やシナリオライティング、グッズデザインなど、多岐にわたる作業があり、サブカルチャーが好きな方にとっては、楽しみながらスキルを磨ける環境です。 7. デジタルコンテンツ制作 動画編集やCG制作、Webデザインなど、デジタルコンテンツの制作に携わる事業所もあります。 近年では、VTuber(バーチャルYouTuber)向けの2Dや3Dのキャラクター制作、配信用の映像編集を手掛ける仕事も増えています。 イラストやアニメーション制作、映像編集のスキルを学びながら、クリエイティブな分野での実践的な経験を積めます。 8. 音楽・楽器制作や演奏サポート 楽器の制作や演奏のサポートに加え、作曲や編曲などの音楽制作をする事業所もあります。 音楽を通じて自己表現をしたり、演奏を通じたコミュニケーションを楽しんだりできます。 楽器の調整やメンテナンスの技術を学べる機会もあり、幅広い音楽スキルを身につけられるのが魅力です。 9. コーヒーの加工・販売 コーヒー豆の焙煎や袋詰め、販売を手がける事業所があります。豆の種類や焙煎方法によって風味が変わるため、知識を深めながら働けるのも魅力です。 コーヒーの香りを感じながら作業できるほか、焙煎や粉砕の過程で変化する色や質感に触れる楽しみもあります。 10. パソコンを活用した業務 データ入力やプログラミング、Webデザインなど、パソコンを使った仕事をする事業所が増えています。 スキルを磨けば、在宅ワークの可能性も広がります。 ◇ 鈴の音で出会える仕事 鈴の音では、利用者の皆さんが楽しく働きながら、自分らしさを発揮するためのさまざまな仕事を用意しています。 一人ひとりの得意なことや興味に合わせて、負担をかけずに取り組める環境です。 ・グリーン部門 鈴の音では、植物の栽培やインテリア木工をするグリーン部門があります。 苗づくりや水やり、植え替えを通じて、自然と触れ合いながら働けます。 インテリアとして飾れる植物の板付け作業など、手を動かしながら楽しめる仕事です。 ・雑貨部門 雑貨部門では、アクセサリーやキャンドルの制作を行っています。ビーズを使ったリングやネックレス作り、火山灰や軽石を使ったキャンドル制作など、クリエイティブな仕事が豊富です。 個性的なデザインを生み出し、販売活動では社会とのつながりを感じられます。 ◇ あなたに合った仕事を見つけよう B型事業所の仕事には、意外と多くの選択肢があります。 「こんな仕事もあるんだ!」と驚かれたのではないでしょうか? 鈴の音では、一人ひとりの個性や得意なことを活かせるように、多様な仕事を提供しています。自分に合った仕事を見つけ、負担をかけずに楽しく働きながら、新しい可能性を広げてみませんか? 時給〇〇円!? 就労B型の給料事情をぶっちゃけ解説! https://suzunone.lgc.bz/column/311/ こんにちは、鈴の音です。 就労継続支援B型(以下、B型事業所)では、「時給〇〇円って本当?」と驚かれることがあるかもしれません。 B型事業所の工賃にはどのような仕組みがあり、なぜ一般のアルバイトと違いがあるのでしょうか?この記事では、できるだけ分かりやすくお伝えしながら、工賃を上げるための方法についても一緒に考えていきたいと思います。 B型事業所のお金の仕組みとは? B型事業所では、働くことで社会とのつながりを持ちながら、無理なく自分のペースで収入を得ることができます。 しかし、工賃の仕組みは一般的な給与と異なるため、初めて利用される方やご家族の方は戸惑うこともあるかもしれません。 ここでは、B型事業所の工賃について、もう少し詳しく説明していきます。 B型事業所の平均工賃は、全国で月額1万7,031円程度(令和4年度 厚生労働省調査)、時給換算すると、約243円(令和4年度 厚生労働省調査)です。 鈴の音では時給制を採用しており、時給350円となっています。 工賃の額は、利用者さんの働く時間や仕事内容によって異なります。 短時間勤務の方は工賃が少なくなりやすく、長時間働く方や、より付加価値の高い作業を行う場合は工賃が上がることもあります。 では、付加価値の高い作業とはどのようなものなのでしょうか?具体的には、オリジナル商品の制作やデザイン業務、手作りの工芸品やアクセサリーの製作などです。 これらの作業は、単純作業と比べて創造性が求められ、販売価格が高く設定できるため、工賃も上がりやすくなります。 また、パソコンを使ったデータ入力やWeb制作、動画編集などのIT関連業務も、技術が身につくと工賃が向上します。 一方で、封入作業や清掃作業などのシンプルな仕事は、多くのB型事業所が請け負っており、企業側はより安く作業を引き受けてくれる事業所を選べます。 そのため競争が激しくなって受注単価が下がり、この影響で事業所の収益が減って工賃を上げにくくなるのです。 事業所によっては、複数の作業を提供し、それぞれの利用者さんに合った仕事を選べるよう工夫しています。 「この金額でやっていけるの?」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。 でも、B型事業所の役割は、「自分のペースで無理なく働ける場」を提供することです。 一般の仕事とは目的が異なるので、自分に合った働き方を少しずつ探していきましょう。 なぜB型事業所の工賃は低いのか? 「もっと高い工賃をもらいたい」と思う方もいらっしゃるでしょう。 B型事業所の工賃が低くなってしまう理由には、制度上の仕組みや運営資金の問題が関係しています。 ここでは、その背景についてもう少し掘り下げてみます。 B型事業所の工賃が低い理由には、次のような要因があります。 ・雇用契約がないため最低賃金の適用がない B型事業所は、一般的な会社のように「労働契約」を結ぶわけではなく、「作業を行った対価」として工賃を支払います。 そのため、最低賃金(鹿児島県では時間額953円、令和6年10月5日改定)が適用されません。 ・作業が福祉的な活動の一環である B型の仕事は、社会に出る準備のためのリハビリ的な要素が強く、利用者さんの体調やペースを大切にします。 無理なく働き続けられることを重視するため、一般の仕事のように成果や労働時間では評価されません。 工賃は、事業所の収益や助成金によって決まる仕組みです。 ・事業所の収益が限られている B型事業所の運営費は、国や自治体の助成金と、事業所の売上で成り立っています。 しかし、企業と比べて規模が小さく生産量も限られるため、コスト削減が難しく市場に合った価格を設定しにくいです。 そのため、十分な利益を確保できず、工賃も引き上げにくくなります。 B型事業所の工賃を上げる方法はある? 工賃を上げるためには、事業所のできること、利用者さん自身ができること、両方の視点から考えることが大切です。 ここでは、具体的な取り組みについて詳しくお伝えします。 「工賃がもう少し高ければ…」という声は多く、事業所側もさまざまな工夫をしています。 ・高付加価値の商品を作る   鈴の音では、ビーズアクセサリーやキャンドルといったハンドメイド雑貨、装飾用の木工などのオリジナル商品を制作・販売し、工賃の向上を目指しています。 利用者さんがデザインや色合いを工夫し、一つひとつ丁寧に仕上げた商品を販売しています。 ・企業と連携する   一般企業と連携して単価の高い仕事や継続的な受注を増やし、工賃の向上を目指す方法もあります。 例えば、企業向けのオリジナルグッズ制作やデータ入力など、専門性のある業務を取り入れると、より安定した収益が期待できます。 ・補助金や助成金を活用する   補助金や助成金を活用すると、事業所の運営が安定し、結果として工賃の引き上げにつながります。 例えば、設備の導入や作業環境の改善では、利用者さんが働きやすくなります。 また、新たな作業の導入や販売促進にも活用でき、収益の向上が期待できます。ただし、補助金や助成金には申請条件があり、すべての事業所が同じように活用できるわけではありません。 鈴の音では、安心して働ける環境を大切にしています 鈴の音では、ただ収入を得るだけでなく、「働くことの楽しさ」を感じられる環境づくりを大切にしています。どんな仕事でも、やりがいや達成感があると、日々が充実します。 鈴の音では、一人ひとりが安心して取り組めるよう、さまざまなサポートをします。 利用者さん同士が支え合い、成長できるための取り組みも心がけています。働いて自信をつけ、次のステップに進むための準備ができるのです。 B型事業所の工賃は全国的に低い傾向にありますが、鈴の音では「楽しく、やりがいのある仕事」を提供して、利用者さんが充実して働ける環境を整えています。 「働きたいけど、一般就労はまだ不安…」「自分のペースで無理なく働きたい」 そんな方は、ぜひ一度見学にいらしてください! 本年もよろしくお願いいたします https://suzunone.lgc.bz/blog/168/ 2024年仕事はじめの日に利用者、スタッフ一同で近くの松原神社へ初詣に行きました。 本年も心健やかに楽しく活動してまいりますので、どうぞ宜しくお願いします! 2/24(土)天文館でイベント開催します https://suzunone.lgc.bz/info/166/ いつもお世話になります、鈴の音です! 令和6年2月24日(土)、天文館アーケド内にてイベントを開催いたします。 # 固定ページ よくあるご質問 https://suzunone.lgc.bz/faq/ [weluka-builder-content r="wl78182050067b7d01b5fd36"] アクセス https://suzunone.lgc.bz/access/ [weluka-builder-content r="wl70876580265dc5225cd131"] スタッフ紹介 https://suzunone.lgc.bz/staff-2/ [weluka-builder-content r="wl17827956667bd5212b4d72"] ありがとうございました https://suzunone.lgc.bz/thanks/ [weluka-builder-content r="wl157382555265dc4c9988258"] お問合せ https://suzunone.lgc.bz/contact/ [weluka-builder-content r="wl100710825566839c50230bb"] 活動・事業紹介 https://suzunone.lgc.bz/work/ [weluka-builder-content r="wl18611497816671298fdd89d"] ご利用案内 https://suzunone.lgc.bz/guide/ [weluka-builder-content r="wl59475629465d6a87ba68f9"] 私たちの想い https://suzunone.lgc.bz/thought/ [weluka-builder-content r="wl23812850365d6a438a5e57"] 鈴の音(すずのね)就労継続支援B型事業所 https://suzunone.lgc.bz/ [weluka-builder-content r="wl209129541267ceaff05fbdc"]