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生活リズムを整える―通所前後の習慣づくり

こんにちは、鈴の音です。

朝起きるのがつらい日、夜ふかしが続いてしまった休日――そんな日は、通所のリズムもどこか崩れてしまいがちです。
けれど、毎日のちょっとした工夫が、心と体を整える力になります。

通所の日々をもっと気持ちよく過ごすために、朝・夜・休日それぞれの時間をどう整えるか、無理なく取り入れられる工夫をいくつかご紹介します。

朝の「流れ」を決めると、一日が軽やかに始まります

朝の準備が慌ただしいと、通所そのものが負担に感じられることもあります。
朝の時間を整えることで、一日のはじまりにゆとりが生まれます。

 

●毎日同じ時間に起きる習慣をつける
できるだけ毎日同じ時間に起きるように意識すると、体内時計が整い、自然に目が覚めやすくなります。
前日に早めの就寝を心がけることもポイントです。

●朝の準備をラクにするための前日のひと工夫
準備に必要な持ち物や洋服を前日のうちに決めておくと、朝のバタバタを減らせます。
朝食も、決まったメニューをいくつか用意しておくと安心です。

帰宅後の習慣で、次の日の準備を軽やかに

通所から帰ってきたあとの時間の過ごし方も、生活リズムに大きく関わります。
疲れすぎて何もできない日もありますが、無理のない範囲でちょっとした習慣を持つことで、次の日の準備がスムーズになります。

●「やること」を少しだけ決めておく
帰宅後すぐにできることを一つだけ決めておくと、だらだらと過ごしてしまうのを避けられます。
着替える、手を洗う、お茶を飲む――そんな小さな行動でもOKです。

●眠りにつながるリラックスタイムを見つける
リラックスできる時間を持つことで、自然と眠りやすくなります。
ぬるめのお風呂、好きな音楽や読書など、自分なりの「休息の儀式」を見つけてみましょう。

休日にも、ちょっとした「リズム」の意識を

休日はつい夜ふかしをしたり、遅くまで寝てしまったりしがちですが、それが平日の生活リズムに影響することもあります。
休みの日こそ、無理のないリズムを保つ工夫が大切です。

●起床・就寝の時間を大きくずらさない
多少の変化はあっても、平日と大きくずれないように意識するだけで、月曜日の朝がずっと楽になります。

●軽い予定や楽しみを取り入れる
近所を散歩する、好きな本を読む、お昼ごはんを作ってみる……。
心地よく過ごせる時間をあらかじめ決めておくと、生活にハリが出ます。

鈴の音では、生活のリズムづくりを日々の中で支えています

生活リズムを整えるには、自分のペースを大切にしながら、少しずつの工夫を積み重ねることが大切です。

鈴の音では、無理のない声かけや、作業時間・休憩時間の工夫、帰りの会での一言など、さりげない関わりを通して、利用者さんが自然と心地よいリズムを身につけられるよう支援しています。

これからも、一人ひとりの毎日に寄り添えるような支援を続けていきます。