こんにちは、鈴の音です。
「こんなとき、どうしたらいいんだろう…」
暮らしの中でふと立ち止まりたくなる瞬間、誰に相談すればいいのか迷うことはありませんか?障がいのある方が地域で安心して暮らしていくためには、制度やサービスの力を借りることも大切です。でも、その一歩を踏み出すのが難しいと感じるときもあるかもしれません。そんなとき、そばで力になってくれるのが「相談支援専門員」という存在です。
今回は、相談支援専門員と連携することで得られるメリットを、日々の暮らしに寄り添う視点からご紹介していきます。
◇相談支援専門員と出会える場所や相談先
相談支援専門員に相談したいとき、どこへ行けば会えるのか分からない方も多いかもしれません。ここでは、主な相談先を3つご紹介します。
・市区町村の障がい福祉課
市役所や区役所にある障がい福祉課に問い合わせると、地域の相談支援事業所を紹介してもらえます。希望すれば、制度や申請に関する説明もしてもらえます。
・地域の相談支援事業所
地域には、相談支援専門員が在籍する相談支援事業所があります。直接連絡を取り、相談予約をすることで、支援内容の提案や手続きのサポートを受けられます。
・利用中のサービスから相談の一歩を
すでに就労支援やグループホームなどの福祉サービスを利用している方は、原則として相談支援専門員と契約し、「サービス等利用計画」を作成しています。生活の中で不安に感じていることや希望があるときは、その相談支援専門員に相談すると、支援内容の調整や新たなサービス利用につなげられます。
◇相談支援専門員は、生活の悩みや希望を整理する手助けをしてくれる
「本当はこうしたいけれど、うまく説明できない」「誰に何を頼ればいいのかわからない」――そんな思いを抱える方も少なくありません。
相談支援専門員は、生活の中で感じている不安や迷い、そして希望を丁寧に聞き取りながら、一緒に整理してくれます。話していく中で、自分が本当に望んでいることや、必要としている支援が少しずつ見えてくることもあります。
◇必要な制度やサービスを一緒に探してくれる
障がい福祉の制度は複雑で、どこに相談すればいいのか分かりづらいこともあります。相談支援専門員は、今の状況や希望をふまえて、使える制度やサービスを一緒に探してくれます。自分だけでは見落としがちな支援にもつなげられるのは、大きな安心です。
◇手続きや事業所とのやりとりを助けてくれる
福祉サービスを利用するためには、役所への申請や、サービス事業所との調整が必要になることもあります。そうした手続きをひとりでおこなうのは大変ですが、相談支援専門員が間に入って支援してくれることで、負担を軽くできます。
◇生活の変化に合わせて、支援の内容を見直してくれる
体調や生活環境が変わったときには、支援計画をそのままにしておくと、かえって不便さや困難が増すこともあります。相談支援専門員は、そうした変化にも気づきやすく、必要に応じて支援計画の内容を見直してくれるので、無理なく過ごせる環境づくりにつながります。
◇鈴の音では、相談支援専門員との連携を大切にしている
鈴の音では、利用者さん一人ひとりの生活をよりよく支えるために、相談支援専門員との連携を大切にしています。日々の変化に気づけるよう、こまめにやりとりをおこないながら、利用者さんが安心して通える環境を整えるよう心がけています。