こんにちは、鈴の音です。
毎日の暮らしのなかで、「どうしたらいいんだろう?」と立ち止まることはありませんか?書類がわからない、予定が食い違った、誰かとのやりとりにモヤモヤ…。そんなとき、身近に相談できる人がいると安心ですよね。今回は、「困ったとき」の相談のコツや窓口について、お話ししていきます。
◇早めの相談が、不安を大きくしないカギ
不安やトラブルは、小さいうちに対処すると、大きな問題に発展するのを防げます。自分では些細なことだと思っていても、それが支援者にとっては「いつもと違うサイン」として気づきのきっかけになることがあります。以下のように、日々のなかで「何かうまくいかない」と困ったときこそ、相談のタイミングです。
- 予定の食い違い: 伝えたつもりが伝わっていなかったり、予定を忘れてしまったりして、混乱や行き違いが生じることがあります。
- 書類がむずかしい: 役所などから届く書類の言葉が難しく、どう対応すればよいか分からずに放置していると、気づいたときには期限が過ぎていた…ということもあります。医療費の助成申請やサービス利用更新の書類など、期限を過ぎると手続きがやり直しになったり、一時的に利用が止まったりすることがあります。
- うまく伝えられない: 自分の気持ちや希望をどう伝えればよいか分からないまま言えずにいると、誤解が生まれたり、望んでいたサポートが受けられなかったりすることもあります。
「なんとか自分でやらなきゃ」と無理をしすぎず、まずは周りに声をかけるのが大事です。不安を解消する第一歩になります。
◇状況に応じて相談できる窓口を知っておこう
「このこと、誰に話せばいいの?」と迷ったときの参考に、いくつかの相談先をご紹介します。内容によって、話す相手や相談先は異なりますが、まずは信頼できる人に話すことが、状況を整理するきっかけになります。
- 日中活動先の職員:作業の悩みや人間関係など、身近なことを相談しやすい存在です。
- グループホームの世話人さんや管理者:生活面の困りごと、体調、金銭管理などを相談できます。
- 相談支援専門員:福祉サービスの利用や将来の計画など、全体を見ながら支援の調整をしてくれます。
- 市区町村の障害福祉窓口:制度の説明や申請手続きの相談ができます。
- 地域包括支援センターや福祉総合相談窓口:複数の悩みが絡むときに幅広く相談できます。
- 医療機関や訪問看護ステーション:健康面や服薬についての心配があるときの相談先です。
「話を聞いてもらえる人にまず声をかける」ことが、次のステップにつながるでしょう。
◇伝え方に困ったときのコツ
「うまく話せる自信がない…」と思ったら、以下のような伝え方の工夫があります。
- メモにして、紙で渡してもOK
- タイミングが合わないときは、その場で一言だけ伝えておき、「あとでゆっくり話したい」と言っておくのも方法です
- 信頼できるスタッフやご家族など、第三者に相談の手助けをしてもらう
伝える形に「正解」はありません。あなたが安心して話せる方法を探していきましょう。
◇鈴の音は、どんなときもあなたの味方です
困ったことがあったら、ひとりで抱えこまないでください。
鈴の音では、利用者さんが安心して過ごせるよう、さまざまな相談に耳を傾けています。「こんなこと相談していいのかな」とためらう必要はありません。言葉にしづらいときもあるかもしれませんが、「こういうことがあった」など、少しでも伝えていただけたら助かります。気づけなかったことに気づけるきっかけにもなりますし、なにより「話してくれた」こと自体が、私たちにとっては大切です。「誰かに話すことで気持ちが軽くなった」そんな瞬間を、これからも一緒に重ねていけたら嬉しいです。