「もう頑張れない」と思ったとき、B型という選択肢があった

こんにちは、鈴の音です。

「どうしてもやる気が出ない…」そんな日がある自分を、責め続けていませんか?無理に元気を装わずに、ありのままで通える場所。それが、B型事業所という選択肢です。今回は、「頑張れない自分」を受け入れて始まる新たな選択と、その背景にある声をお届けします。

 

「やる気が出ない」の裏にある“疲れ”や“不安”

やる気が出ない状態は、精神疾患や発達障がいをはじめとするさまざまな障がいによって現れやすい心や体の反応のひとつです。B型事業所では、その背景を丁寧にくみとることを大切にしています。

 

心と体の疲れが積み重なっている

過去の無理な頑張りや、日常の緊張感のなかで、知らず知らずに心身が疲弊している方もいます。「怠けている」のではなく、「もう限界だった」のです。

環境や人間関係によるストレス

人との関わりに不安があったり、慣れない環境に置かれていると、やる気以前に「ここにいたくない」と感じてしまうこともあります。周囲からの視線や評価を気にしすぎて、緊張や不安がさらに強まるのです。

不安や失敗体験によるブレーキ

「また失敗したらどうしよう」「迷惑をかけるかもしれない」――そんな不安が強くなると、動きたくても体が動かなくなります。過去の経験が心に残っていると、「うまくいくはずがない」と最初からあきらめてしまうのです。

 

無理をしない働き方を求めて、B型を選んだ理由

無理せず、自分のペースで通える場所を求めて、B型事業所という選択にたどり着いた方がいます。その背景には、働くことへの不安や、生活の中でのさまざまな悩みがあります。

 

・働くこと自体への不安がある

「週5は難しい」「決まった時間に通う自信がない」といった声は少なくありません。B型では、週1日から利用できるので、体調に合わせて無理なく通えます。

安心して過ごせることが第一

「作業内容より、まず“安心して過ごせること”が大事」と感じる方もいます。居場所としての安心感を重視する人にとって、B型は“働く場所”であると同時に“心を落ち着けられる場所”にもなります。

体調や気分の波に合わせて選んだ

日によって体調が大きく変わる方や、気分に波がある方にとって、B型の柔軟な仕組みは大きな安心材料です。「今日は無理せず」「できるときだけ」といった選択が認められる環境が、通い続ける力につながります。

自分で選んだ人も、誰かのすすめでたどり着いた人も

自ら調べてB型を選んだ人もいれば、医師や相談支援専門員のすすめ、家族の後押しでつながった方もいます。どんな経緯であっても、「ここなら続けられるかもしれない」と思えた瞬間が、それぞれの第一歩になっています。

 

◇“この場所なら通えるかも”と思えた理由

B型を選んだ方のなかには、「ここなら無理なく通えそう」と感じた瞬間をきっかけに、第一歩を踏み出した方が多くいます。「完璧にできなくても大丈夫」「少しずつ始めればいい」という安心感のあるB型は、“今の自分”を受け入れてくれる場所として、多くの方に選ばれています。ここでは、実際の声やエピソードをご紹介します。

 

A型から転籍した高橋さん(仮名)のケース

A型での就労に挑戦したものの、周囲のスピードについていけずに体調を崩した高橋さん。B型を見学した際、「ここならプレッシャーを感じずに働けそう」と思い、転籍を決めました。

引きこもりがちだった田中さん(仮名)のケース

家から出ることすら難しかった田中さんに、「週1だけでもいいよ」と声をかけてくれたB型のスタッフ。そのひと言がきっかけで通所が始まり、徐々に生活リズムが整いました。

体調不安のある山口さん(仮名)のケース

「体調が安定しない自分でも、受け入れてもらえる場所がある」――そう感じられたことで、山口さんは、もう一度社会とつながる気持ちを取り戻せました。

 

鈴の音は、“やる気が出ない日”からの一歩を応援します

「活動に参加できなかった」日も、「来てくれてありがとう」と声をかける。作業ができなかった日も、「また来よう」と思える関係を築く。そんな支援を大切にしているのが、私たち鈴の音です。

毎日通うことで生活リズムが整い、「自分にもできることがある」と感じられるようになります。“働く”だけではなく、“安心して過ごす”ことや、“少しずつ前に進む”ことこそ大事なのです。

「今はまだ自信がない」「やる気が続かない」――そんな思いを抱えている方も、どうぞ気軽にご相談ください。鈴の音は、“頑張れない日”から始まる一歩を応援しています。