こんにちは、鈴の音です。
障がい福祉サービスを調べていると、たくさんの言葉や制度が出てきて、戸惑うこともあるかもしれません。
「就労継続支援B型」も、他のサービスとの違いが分かりづらい…という声をよく耳にします。
今回は、さまざまな障害福祉サービスのなかで、B型事業所がどんな立ち位置にあるのか、そして鈴の音がどんな支援を大切にしているのかをご紹介します。
◇障害福祉サービスの種類とB型の位置づけ
障害福祉サービスには、日中活動をサポートするもの、住まいに関する支援、相談支援など、さまざまな種類があります。
主なサービスには、以下のようなものがあります。
【日中活動系サービス】
・生活介護:重度の障がいがある方に、日中の活動や身体介護を提供するサービス
・就労移行支援:一般企業への就職を目指す方に、職業訓練や就職活動のサポートをおこなうサービス
・就労継続支援A型:雇用契約を結び、比較的安定した体調の方が働く場を得られるサービス
・就労継続支援B型:雇用契約を結ばず、自分のペースで働く経験や社会参加ができるサービス(鈴の音はココ)
【居住系サービス】
・グループホーム(共同生活援助):支援を受けながら、他の利用者と一緒に暮らす住まいのサービス
・施設入所支援:主に夜間や休日に生活支援を受けられる施設。生活介護と併用されることが多い
【相談・計画系サービス】
・相談支援:福祉サービスの利用に関する不安や疑問を相談できる窓口
・計画相談支援:福祉サービスを利用する際は、サービス等利用計画が必要です。どのサービスをどのように使うかをまとめた計画で、これを作成・見直しし、利用者の希望や状況に合わせて支援を調整します。
就労継続支援B型は「日中活動系サービス」のひとつとして位置づけられ、働くことを通じて社会とつながる場として活用されています。
◇自分のペースで通えるB型事業所
就労継続支援B型は、障がいや体調などの理由から一般就労が難しい方が、自分のペースで通いながら仕事に取り組むことができる場所です。
雇用契約はなく、“働く練習”や“社会参加の機会”として利用されます。
事業所によって作業内容は異なり、軽作業や清掃、農作業、クラフト制作など、多様な活動があります。
鈴の音では、アクセサリー作りや植物栽培、キャンドル制作など、個性が活かせるものづくりの活動をおこなっています。
◇B型は“働く”だけの場所ではない
B型の役割は、「働く場」だけではありません。
たとえば、生活リズムを整えること、人と関わること、自信を取り戻すこと。
そんな「今の自分にとって必要なこと」に向き合う場所として、B型が選ばれることもあります。
“何かを生産する”“作業に取り組む”という目的だけでなく、通うことそのものが、ひとつの支援になる。そんな場所が、B型事業所です。
◇鈴の音が大切にしていること
鈴の音では、利用される方の目標や体調に合わせた“通い方”をいちばん大切にしています。
「将来は一般就労を目指したい」という方もいれば、「週に数日、安心して過ごせる場所がほしい」という方も。
どんな目標も、その人にとっての大切な一歩。鈴の音は、その一歩をいっしょに応援します。
これからも利用者さん一人ひとりに寄り添いながら、安心して通える場所であり続けたいと願っています。