こんにちは、鹿児島市の障がい者就労支援B型事業所「鈴の音」です。
日々の暮らしのなかで、「収入のことが心配」「将来の生活に不安がある」と感じることはありませんか。
そんな時に頼りになるのが、さまざまな制度や支援です。
B型事業所の工賃は大切な収入源ですが、それだけでは生活が安定しにくいのが現実です。だからこそ、制度や支援を組み合わせながら安心して活動できる環境が大切になります。今回は、B型事業所で活用しやすい“収入アップ”につながる制度を、分かりやすくまとめます。
◇工賃だけに頼らない生活サポート
工賃は「がんばりの証」。一方で毎月の暮らしをまかなうには十分とは言えません。そのため、国や自治体の制度を知っておくことが大切です。こうした制度を理解しておくと、気持ちと家計の両方に少しずつ余裕が生まれます。
日々の生活は、食費や医療費など、思いがけない出費が重なることもあります。制度の存在を知っているだけでも、いざという時に心の負担を軽くできます。さらに、ご家族の支援だけに頼らずに済むよう備えておくことは、安心して通所を続けるためにも役立ちます。
◇収入アップにつながる制度いろいろ
生活を安定させるためには、工賃に加えて利用できる制度を知っておくことが大切です。制度を上手に組み合わせれば、生活の安心感を高め、活動に集中しやすくなります。ここでは代表的な制度を紹介します。
障害年金
概要:障がいの程度に応じて受け取れる、暮らしの基盤となるお金。
対象:障害の状態が年金の等級に該当し、保険料の納付などの要件を満たす方(めやす:1級・2級)。20歳前に障害が生じた場合の特例もあります。
窓口:市区町村の年金相談窓口などで手続きします。
目的:月ごとに安定して支給され、生活の土台を支えます。
特別障害者手当
概要:重度の障がいがあり、日常生活で常時の介護が必要な方を対象とした手当。
対象:在宅で常時の介護を必要とするほど重い障がいがある方(年齢要件なし)。所得制限があります。
窓口:市区町村の窓口で申請します。
目的:介助や見守りが欠かせない暮らしを支え、医療・介護等の負担をやわらげます。
障害児福祉手当
概要:20歳未満で特別な支援を必要とするお子さまを対象とした手当。
対象:20歳未満で、日常生活に常時の介助や見守りを要するほど重い障がいのあるお子さま。所得制限があります。
窓口:市区町村の窓口で申請します。
目的:日常生活の負担を補い、療養や介助の一助となります。
住宅関連の補助や生活保護
概要:公営住宅の入居や家賃の減免、自治体独自の家賃補助など。生活保護は生活費や住宅扶助で暮らしを支えます。
対象:各制度の条件(収入・資産・世帯状況など)が基準内の世帯。内容や基準は自治体で異なります。
窓口:市区町村の福祉窓口で相談・申請します。
目的:住まいと生活の安定を守る仕組みです。
就労定着支援
概要:一般就労へ移行した後、生活面・健康面・職場との調整を継続的に支える福祉サービス。
対象:就労移行支援や就労継続支援等を経て一般就労へ移行し、就職後の生活・健康・職場調整に支援が必要な方。
窓口:就労支援事業所や相談支援専門員を通じて利用します。
目的:困りごとが生じた際の相談先となり、必要に応じて企業や医療機関と連携して解決を図ります。
制度は「どれかひとつ」ではなく「必要に応じて組み合わせる」のがポイントです。対象要件や支給額、併用の可否は個別に異なるため、最新の情報は市区町村窓口や相談支援専門員に確認しましょう。迷ったときは、鈴の音のスタッフにも遠慮なく相談してください。
◇鹿児島市B型事業所「鈴の音」の活動と安心支援
鈴の音では、アクセサリー制作、キャンドルづくり、植物栽培、インテリア木工など、多彩な活動に取り組めます。工賃はやりがいの実感につながり、制度の活用と合わせると、安心して通い続けやすくなります。
また、鈴の音は工賃アップの工夫だけでなく、制度の活用や申請のステップについても一緒に考えます。
利用者さんとご家族の気持ちに寄り添いながら、安心して通える“居場所”と“働く場”を両立させることが目標です。これからも、地域に根ざした温かな支援で、皆さんの生活と笑顔を支えていきます。


