こんにちは、鹿児島市の就労継続支援B型「鈴の音」です。
毎日をどう過ごすかによって、人生の彩りは変わります。「今日もいい一日だったな」「明日も楽しみだな」と思える瞬間を少しずつ増やしていくには、幸せへのステップを意識することが役立ちます。その積み重ねが毎日の満足感につながり、人生の幸福度を上げてくれるのです。
◇幸福度とは“生活の満足度”
幸福度は、お金や物の豊かさだけでなく、心の安定や人とのつながり、達成感などをふくめた“生活の満足度”を表す言葉です。国連が毎年発表する「世界幸福度報告」でも注目されており、フィンランドやデンマークなどが幸福度の高い国として知られています。社会保障や人とのつながりが手厚い点が特徴です。
一方で日本は、先進国の中でも経済規模は大きいものの、国民一人ひとりの暮らしでは厳しさを感じる場面が多いです。さらに孤独感やストレスといった心の問題も重なり、幸福度ランキングでは必ずしも上位ではありません。
また、「国民総幸福量(GNH)」を国家の指標にしている国もあります。インドと中国にはさまれたヒマラヤ山脈の小国・ブータンで、経済の成長よりも人々の心の豊かさを大切にしています。こうした例からも、幸福度は世界中で考えられている大切なテーマといえます。
◇自分の幸福度をチェックしてみる
「幸福度」という言葉を耳にするだけでは、なかなか実感がわきません。そこで、自分の今の状態を少し振り返るために、簡単なチェックを試してみましょう。WHOや厚生労働省で使われている幸福度調査を参考にした簡易版です。
例えば次のような問いかけに「はい・いいえ」で答えてみます。
- 日々の暮らしの中に、楽しいと感じる時間がありますか
- 誰かと話したり関わることで、気持ちが安らぐことがありますか
- 自分の体調や心の状態に、だいたい満足していますか
- 自分の生活を振り返って「うまくいっている」と感じられることがありますか
- 明日やこれからの生活に対して、楽しみや希望を持てていますか
「はい」が多ければ今の生活に満足しているサインです。「いいえ」が多いときは、少し工夫を取り入れるタイミングかもしれません。
◇幸せを見つけ、形にしていく5つのステップ
幸せは人によって違うからこそ、自分に合った形で見つけ、日常に取り入れていくことが大切です。幸福度チェックで「はい」が多かった方も、「いいえ」が多かった方も、毎日の幸福度を少しだけ上げるため、以下のことを考えてみてはいかがでしょうか。
- 自分の幸せを探す → 人と話す、体を動かす、本を読むなど、自分が「楽しい」と思えることがなにかを考えます。
- 小さな喜びを書き出す → 「楽しい」と思ったことをメモにして、自分にとっての幸せを見える形にします。
- 書き出した「楽しい」を日常に活かす → メモした「楽しい」が広がるように、無理のない形で日常に取り入れてみます。例えば「1日1回あいさつする」「週に1回散歩する」など、自分なりの低いハードルから設定するのはどうでしょうか。過去の楽しい記憶を今の暮らしに再構成できます。
- 続けやすい工夫をする → 完璧を求めず、できなかった日があっても気にせず、ゆるやかに考えると、続けやすくなります。
- ふりかえりで喜びを深める → ふりかえりは反省ではありません。その日の「楽しかったこと」「できたこと」をふりかえって、喜びを深めます。「楽しい」をかみしめて、さらなる幸福につなげましょう。
◇「よかったこと」「うれしかったこと」をふりかえる
前向きなふりかえりのコツは、「よかったこと」「うれしかったこと」を思い返す時間を多くとることです。それが次への活力になります。
- 1日の終わりに“良かったこと”を3つ思い出す
- 小さな成功をメモに残す
- 失敗は次に失敗しないための最初の一歩と考える
◇鈴の音が支える幸せへのステップ
鈴の音では、一人ひとりの歩みに寄り添いながら、それぞれに合った“幸せへのステップ”を見つけていけるように願っています。
小さなふりかえりや日々の工夫を重ねることが、少しずつ毎日の幸福度を高めてくれるでしょう。安心して取り組める場所であることを大切にしながら、皆さんと共に歩んでいきます。


