こんにちは、鈴の音です。
「B型事業所って、どんなことをするのだろう」「自分にもできるだろうか」 そんな不安や戸惑いを抱えながら、新しい一歩を考えている方もいるかもしれません。
今回は、実際に通っている方々の姿を通して、B型事業所での取り組みや日々の過ごし方を、3つの視点からご紹介します。 それぞれの歩みに込められた思いや工夫から、B型の役割や魅力が少しでも伝われば幸いです。
◇B型の利用者さんには、さまざまな状況がある
B型事業所には、以下のように、さまざまな事情や背景を持つ人たちが通っています。
障害者手帳を持っている方だけでなく、医師の意見書などにより必要と判断された方も利用しています。
・体調に波があり、毎日は通えないけれど、週に数回の通所を続けている人
・人との会話が得意ではないものの、少しずつ挨拶ややりとりができるようになった人
・一般就労から環境を変え、体調や生活に合わせてB型で働いている人
こうした多様な状況にある人たちが、それぞれのペースで日々を積み重ねています。
◇“その人らしい”日々の積み重ねから見えてくる3つの視点
B型事業所では、利用者さん一人ひとりが、自分に合った形で毎日を重ねています。
ここでは、その日々から見えてくる3つの視点をご紹介します。
★視点1【生活のリズムを育てる】
朝起きて出かける、決まった時間に通所する。 その繰り返しが、少しずつ生活の土台を作っていきます。
「行けた」「今日も来られた」という実感が、日々の自信につながります。
★視点2【成功体験が自信につながる】
軽作業や手仕事、創作活動などを通して、「やってみようかな」「できたかも」という気持ちが生まれます。
失敗してもやり直せる環境の中で、小さな成功体験を重ねることが、自然と自信へとつながっていきます。
★視点3【人との関わりに少しずつ慣れていく】
スタッフとの会話や仲間との何気ないやりとり。
深く話さなくても、同じ作業をしながら少しずつ人と関わることで、距離が縮まっていくことがあります。 ちょっとした声かけやあいさつの積み重ねが、人との関わりへの苦手意識を和らげていきます。
◇一歩ずつ、自分のペースで
B型事業所は、「頑張りたいけど不安がある」「今の自分にできることから始めたい」 そうした思いを受けとめる場所です。
鈴の音では、見学や体験も随時受け付けています。 自分に合った過ごし方を、少しずつ見つけていけるよう、これからもともに歩んでいきます。